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2005年04月21日

ロック岩崎さん

映画の中だけでしか見たことがなかったアクロバット飛行。
飛行機を意のままに操る職人技。

それを国内でも見ることができるって知ったのは、去年の丘珠空港航空ショーのときでした。
空気を伝わって見るものの体を激しく振動させるエンジン音が、映画のスクリーンの中のそれとは比べものにならない臨場感を生み出していました。

青空に映えるトリコロールカラーの機体は、まるで意志を持つ鳥のように縦横無尽に飛び回ります。
飛行機に命を吹き込むのは、ロック岩崎さんという方です。

大空にスモークで文字を描き、背面飛行のまま急上昇をしたかと思えば、ヘリコプターのように空中でじっと静止し、大地に向けて真っ逆さまにきりもみで急降下し、地面すれすれで機首を上げ超低空飛行に移り、観客に向かって手を振り、機体を左右に振って愛嬌を振りまく。

今までに何百回と繰り返したであろう一連の動きのどこかに、今日初はじめて狂いが生じたのでしょうか。
空の遙かかなたで静止していた機体は、いつものように地球の中心へ向けて急降下を始めました。
しかしその機首が水平になることはなく、トリコロールの鳥は大地に叩きつけられました。

今日のお昼、兵庫県の但馬空港で訓練飛行中のアクロバット飛行機が墜落し、操縦していた岩崎貴弘さん53歳が亡くなりました。
いまでもまだ信じることが出来ません。

墜落したのはただの航空機ではありません。生き物なのです。
比喩や大袈裟なレトリックなんかじゃなく、ロック岩崎さんが乗りこむ飛行機は、まさしく生き物になるのです。

命ある鳥が、地面に激突してしまう。
それはぼくの想像力の範囲から激しく逸脱した物語のようで、うまく輪郭を描くことが出来ません。
ニュースの映像は、映画の中の出来事のようにリアルさを欠いて、繰り返し流されていました。

http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20050421p302.htm

投稿者 hamayo : 2005年04月21日 22:02

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コメント

岩崎さんという方の御冥福をお祈りいたします。
hamayoさんあまり悲しまないでくださいね。
(こんなことしか言えなくてごめんなさい。)

投稿者 水仙 : 2005年04月22日 03:21


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