« 新しい週 | メイン | 点滴が1本だけになりました »

2006 - 5 /23

3xx号の住人たち

ぼくのいる病室は、こんな感じの6人部屋。
「E」がぼくのベッドの位置です。


|   |
|   |―――――+
|   |A B C|
| 廊       ∥
|         ∥窓
| 下       ∥
|   |D E F|
|   |―――――+
|   |

 
 
A:

80歳を過ぎているのに、シャキーンとした身のこなし。
食事のあと必ずテーブルを布巾がけしてます。
その時の布巾のかけ方が、板前さんが俎板を拭くような所作でして、ヘタな主婦より手慣れてるのです。


だけど抗癌治療をしているせいか食欲があまりなく、オカズにはほとんど手を付けていませんでした。
テレビが大好きな人で、消灯後もカーテン閉めてイヤホンでテレビをよく見ていました。


クイズ番組を見ると「答えを口に出さずにはおれない人種」ってのがタマにいますが、この方はまさにソレ。
夜中に突然、

 「ラフレシア!!」
 
 
とか叫ぶんで、ビックリします。
 
 
 
B:不在

いちど急患が夜中にやってきた以外は、ずっと空いてました。
酸素の口があるのは、ココとぼくのベッドだけなので、わざと空けてあるのかもしれません。
でもぼくは酸素いらんよ。
 
 
 
C:

ぼくの父ぐらいの年齢の方で、最近定年になったそうですが、元の職場の若い方などもお見舞いに来られたりして、今でも慕われているようでした。


頭皮に触れるだけで気絶しそうなくらいの痛みが走り、横になって寝ることさえできない状態になり、脳神経外科に行って診てもらったけど異常がなく、たまたま耳鼻科に来て診てもらったら、慢性副鼻腔炎(いわゆる蓄膿症)だった、という方です。


手術前は軽い身のこなしで歩いてらっしゃいましたが、手術後はナマケモノのようにスローな動作になっていました。
やはり手術というのは、たとえ鼻のちょっとした手術であっても、体にはかなりの負担になるんだなぁ、と思いました。
 
 
 
D:

気胸の方で、常時酸素の吸入をしなきゃならないのに、酸素の口は部屋で2箇所しかなく、そのひとつがぼくのベッドのところにあるので、この患者さんが来てからは、ぼくのベッドの周りがだいぶにぎやかになりました。


いつもはほとんど音がしない酸素の装置ですが、いちどブーブーと変な音を立てたことがあります。
音がどんどん大きくなっていくので、ナースコールして看護師さんを呼んだら、患者さんがチューブを自分の体で踏んづけてしまって、酸素が流れなくなっていたそうです。


だけどそれでも酸素飽和度は 92%あったみたいで、結局その一件がきっかけで、装置は止められることになりました。


夜はハルシオンをもらって寝てらっしゃいます。
でも寝入りばなにいつも寝言を言います。


「違うんじゃないですか」 とか、「次にしましょうよ」 とか、必ずだれかと喋っているふうの寝言です。
寝言に返事しちゃいけないっていうけど、「そうですね」って返事すると、すぐに黙って寝息を立てはじめます。
 
 
 
F:

ぼくが入院した翌日にだれかが退院したあとは、ずっと空床になっていました。
そのあと、すごく入院慣れした方がやってきました。


まるでキャンプの達人のように、いろいろなアイテムが揃っていて、「忘れ物」などというものとは無縁のような方でした。
でもそこまで慣れたくないカモ。

ぼくの一日6点滴を上回る、2時間で7点滴という治療を受けてらっしゃいました。
途中で血管が痛くなったりして、左から右に腕を替えたりするなどなかなか大変そうで、横にいるぼくもドキドキしましたが、よしえさん教官さんコンビで、時間ぴったしでうまく行ったようです。

投稿者 hamayo : 2006年5月23日 20:52

関連するエントリ

【エントリ・タグ】

    このエントリにはタグがありません。

    このエントリは、 日常入院日記 カテゴリに属しています

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 3xx号の住人たち

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://cosmeticpunk.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/141

コメント(4)

hamayoさん本当に「そうですね」ってお返事してあげたんですか?
hamayoさんってなかなか楽しい人、というか優しい人ですね。
確かに自分の癖とかはあまり分からなくても、他人のことは気になりますよね。
こんなこと言ってすみませんが、blogでhamayoさんを観察するのも楽しいです。

相部屋ですからね、いろいろありますよ。

山小屋とかユースホステルとかの相部屋と、同じような感じですね。

長くいると、どんどん「ヌシ的ポジション」になっていくのも似てますね。

こんばんは!!

3xx号室には不穏の患者さんはいませんでした?

耳鼻科だったらいないかな?

私が今いるところは不穏さんイパーイです!

((o(>皿<)o))ムキーッ となりつつも笑顔でがんばるキロンです!

3xx号には不穏の方はいませんでしたが、ほかの病室にはいたみたいです。
ここの病院の3階は、内科と耳鼻科の混合病棟なので、やっぱり内科の患者さんの部屋には、不穏っぽい方もいたようです。

目撃したわけじゃないけど、看護師さんの騒ぎ方とかで、なんとなく分かりました。

はじめのうちは看護師さんも、

 「○○さーんっ、どっこいっくの~♪」
 
みたいに、やさしく声をかけていたのが、何度言っても聞かなくなると、だんだん鬼になっていくんですね~。
コワイコワイ。

コメントする