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2006 - 10 /29
近くて遠い、無線ルータへの接続
「無線LANの電波強度がどうも弱々しいので調査してくれ」
という依頼で出掛けて参りました。
親機(ルータ)は、NTTのひかり電話ルータ、RT-200KI。
200KIに挿入するのは、純正の SC-32KI。
公的には 200KI には、SC-32KI 以外の無線カードは挿入できない(挿入しても動作しない)ことになっているので、選択肢はありません。
# 実は 1機種だけ、正常動作する 3rdパーティの
# カードが。。。
クライアント側は、最近のノートPCではあたりまえになってきている、PCに内蔵のものです。
さて持参したPCに、こちらは純正の SC-32KI を挿してみましたが、当該ルータからの電波はまったく感度がありません。
20%ていどの強度で受信できているのは、マンションのよその部屋から漏れてくる電波です。
200KIに擦り付けるくらい近づいてみると、ほんの数%の感度があるだけで、まさに虫の息です。
持参したもう一枚の SC-32KI を親機に刺してみたところ、ビンビンに感度良好。
こりゃカード壊れてますね、となったのですが、どうやっても接続が出来ないのです。
とりあえず有線でルータにログインし、暗号化やANYキー接続など、すべて大甘ダダ漏れの設定にしてもなお、無線での接続が出来ません。
もしかして親機も壊れてる?。
しかし RT-200KI は ひかり電話の認証過程で、Macアドレスによって MCASとやり取りを行うので、かってにホイホイ交換することは出来ません。
# ネットオークションで時々売りに出されてるけど、
# 手に入れても使用できないのです。
簡単にできるのは初期化です。
念のためデータをエクスポートしておいて、一気に初期化。
そして手打ちでデータを入れ直すと、ちゃんと接続することが出来ました。
う~ん、ちょっとした機械の不調だったのかなぁ・・・。
ナゾだわい。。。
まー接続できるようになったので、悪いのは親機に挿入してあるカードですね、ということで帰ってきました。
事務所に戻ってきて、さっきエクスポートした 200KIのデータを見て、ナゾは氷解しました。
まぁフツーに考えると、あとはこれくらいしかないですよね。
犯人は「Macアドレスフィルタリング」
暗号化さえやってないお客様がほとんどな中、Macアドレスフィルタリングも併用している方がいらっしゃること自体、ちょっとした驚きでした。
それともうひとつ、そこまでやれるスキルがあるのなら、自分で切り分けぐらい出来そうなのに・・・。
まぁカードが壊れてること自体は揺らぎませんので、対外的には何も問題はないのですが、自分的にはまたしても手痛い敗北です。
トホホ。。。
【このエントリは、この記事を参照しています】
DJの徒然なるままに:「無線LAN無断拝借」
http://dj1.seesaa.net/article/26371466.html
投稿者 hamayo : 10:23 | コメント (2) | トラックバック
2006 - 10 /21
-6度線
小樽もずいぶん寒くなってきました。
遅れていた紅葉も町までやって来ました。
850hPa での -6度線が、小樽のすぐ北にまで降りてきそうです。
道北やオホーツク海側では、明日にも里に雪が降るでしょう。
こんなに寒い夜でも、運河沿いにはいっぱい観光客がいました。
去年くらいまでは、「昼は小樽、夜は札幌」というパタンの観光客がほとんどでしたが、どうも今年は少しようすが違います。
夜の小樽を歩かないでどうすんだ、ってぼくは思っていたのだけど、ようやくみんなその魅力に気が付き始めたのかな。
投稿者 hamayo : 19:46 | コメント (6) | トラックバック
2006 - 10 /15
7 Impossible Days
962hPa の温帯低気圧がかすめて行ったと思ったら、数日後には落雷ですよ。
昨年のときは岩内だったから、件数的にはそれほどでもなかったけど、都市部の小樽で落ちちゃうともうダメ。
何十台、いや何百台ものモデムやルータや電話機やパソコンが、一瞬にして鉄くずです。
うちの事務所にある、貸し出し用のモデムやルータも、一日で底をついてしまいました。
被災した人には気の毒だけど、電気屋さんやパソコンメーカーは特需でしょう。
そんなわけで先週は、何がどうなってるのかワカランくらい働いた、クレイジーな1週間でした。
投稿者 hamayo : 16:02 | コメント (2) | トラックバック
2006 - 10 / 7
「"国策検索"、知ってますか?」
「Google八分、知ってますか?」眞鍋かをりが"国策検索"アピール
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0610/05/news092.html
そんなこんなで、CEATEC も今日で閉幕です。
ま、それはおいといて。
「Google八分」については、ご存じの方も多いかと思います。
Google は Googlebotたちが無心で集めたコレクションだなんていうのは、もはや遠い過去の話で、権力に弱くお金が大好きな、そんな人間くさいロボットが何台か混じっているんだそうで・・・。
だけどぼくが思うのは、仮に日の丸検索エンジンが大成功を収めたとして、あんたたちもやっぱり検閲やるんでしょ、ってこと。
現政権のやることにイチャモンを付けるようなサイトが、ものすごい数のページビューを連日続けていたとしても、検索でヒットしないようにしたり、ランクを下げたりなんてことを、平気でやりそうな気がするんですよねー。
まぁでも、こいつが成功する可能性は、ほとんど無いでしょうけどね。
経産省はこのプロジェクトに対して、平成19年度から3年間、毎年50億円ずつの予算を要求するようですが、かのマイクロソフトが、年間 1,000億円以上つぎ込んでいる MSNでさえ、赤字と黒字を行ったり来たり(というか、ほとんど赤字まれに黒字)しているというのに、本当に勝機があると思っているのでしょうか。
やれやれ・・・。
投稿者 hamayo : 19:17 | コメント (0) | トラックバック
Giant Fish

「最北の鉄路、宗谷本線」の旅行のとき、車に積んでいったのは、くるりのベストアルバムでした。
暑くもなく、寒くもなく、日だまりで微睡むネコになったような気分で車を走らせるとき、くるりの曲はいい話し相手になってくれました。
その中で Giant Fish は、もう単純に、気に入った。
気に入ったから、聴きまくった。
イントロ無しでいきなりボーカルから始まる曲って、よっぽど曲のデキが良くない限り、聴いてるほうは置いてきぼりを食らっちまう。
でもこの曲はそうじゃない。
初っぱなのバース、その詩とその声とそのメロディで、聴いてるものの全身を絡め捕って、一瞬にして助手席に座らせて連れ去られてしまうような感じ。
しっかりロック、切ない浮遊感。
サミットまで登りつめた感情が、Cメロの咆哮とともに青い空を突き破ったその向こうには、泣きのギターソロ。
そしてそのままエンディングです。
こんな曲が今まで未発表だったなんて。
しかもデビュー前のデモ音源だなんて。
驚くほかないです。
初回限定盤にのみ収録されている曲だけど、このまま永遠のレアトラックになってくれるといいなー。
持っているものの意見としては、ですが。
投稿者 hamayo : 19:13 | コメント (0) | トラックバック
2006 - 10 / 4
最北の鉄路、宗谷本線 (おまけ)
帰り道、国道40号線をのんびりと走っていると、踏切が鳴る音が聞こえたので、線路がある方へ降りていってみました。
道路から少し上がった高台の上に、豊清水駅がありました。

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今までみてきたようなものと違って、わりと立派な駅舎ではありますが、やはりそこに人影はなく、むしろ「人の匂いはすれど姿は無し」といった風景が、いっそう寂しさを助長しているようでした。
壊れた温度計。
-30度までじゃ足らないだろうに。

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駅の階段を下りて見える風景は、寂しさを越え 死をも想像させるものでした。

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バスの停留所が、今も使われているのかどうかは分かりません。
かつて人がいたころなら、駅前に牧場がある風景は、北海道を象徴する景色として多くの観光客の目を楽しませてくれたでしょう。
今はただ、骨だけになった牛舎があるのみです。
そんな豊清水駅ですが、駅へ上がる階段とは離れた場所にあるスロープに、鉄道利用者のものと思われる自転車がありました。

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生命の痕跡を見つけたようで、少しほっとしました。
今後たとえ利用者がいなくなっても、豊清水駅には重要な役割があります。
特急も走る宗谷本線は、新旭川駅以北はすべて単線のため、上下の列車を交換する場所が必要になります。
島式1面2線ホームを持つこの駅は、美深~音威子府間で唯一の交換駅なのです。

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ただ駅前の光景を見てしまうと、このままでは将来は信号所に格下げされるかもしれないな、と思ってしまいます。
今年3月にも、智東、南下沼の2つの駅が廃止されました。
最北の鉄路を取り巻く状況はなかなか厳しいですが、たとえば日進駅のように、近くにユースホステルが出来たおかげで、飛躍的に乗降客が増えたというようなケースもありますので、何かちょっとしたきっかけがあれば、活気を取り戻せる可能性はあると思います。
3年後か、5年後か、次はいつ来られるか分かりませんが、もう少し人の匂いがする宗谷本線になっていたらいいな。
おしまい。
投稿者 hamayo : 20:38 | コメント (0) | トラックバック
2006 - 10 / 3
最北の鉄路、宗谷本線 (3)
サロベツ原野は釧路湿原と並ぶ広大な湿原です。
そのため気温の下がる日の出前は、辺りいちめん霧の海に沈みます。
夜明けともに霧は気体となって消えていきますが、霧が濡らした草や木が、しっとりとした風景を見せてくれます。

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静かな朝、ガタンゴトンという列車の音が、いくつもの丘を越えて聞こえてきます。
ダイヤを見ても、ここに来るのはまだ何分も後なのに、遠くの方からそれは聞こえてきます。
そして一番列車が、まだ霧の残る森境を駆け抜けます。

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汽車を待つ抜海駅に、人の気配はありません。
夜が明けるのを、じっと待っています。
待ちこがれた朝日が駅舎を照らします。

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そして汽車もやってきました。
乗る人もいなければ、降りる人もいません。
古い窓ガラスが日光をやわらかく通し、無人の待合室を暖めていました。

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宗谷本線はこのあと海岸線に出て、間近に利尻島を望む抜海~南稚内は、本線随一の車窓風景が広がります。
そして南稚内をすぎると、最北のターミナル稚内駅に到着します。
残念ながら今回のぼくの旅は、抜海駅を終着とし、引き返すことにしました。
本線と名がつくものの、列車本数がとても少ない宗谷本線の北の端では、朝の良い光と列車とを同時に捕まえられるチャンスは、一度か二度しかないからです。
さらにいえば、利尻島の島影を見られる機会も、それほど多くはないようです。
いつになるか分からないけど、それは次回の楽しみに取っておきたいと思います。
投稿者 hamayo : 22:06 | コメント (2) | トラックバック
2006 - 10 / 2
最北の鉄路、宗谷本線 (2)
士別町からずっと、右に左にと寄り添ってきた天塩川と宗谷本線。
流れを90度西に向ける天塩川とは、幌延でお別れ。
鉄路はさらに北を目指します。
深い森林を抜け出た汽車は、サロベツ原野の酪農地帯を走ります。

夕暮れ間近、下沼駅は、パンケトーへの入り口。

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「パンケ」と「ペンケ」は、北海道でよく見かける地名です。
パンケは「下」、ペンケは「上」を表し、トーは「沼」を表すアイヌ語です。
つまり下沼駅は、パンケトーをそのまま訳した駅名なんです。
そしてパンケ沼は、学生時代の野宿の思い出の場所。
今夜はここで寝ることにしよう。

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秋の陽はつるべ落とし。
茜色の空が汽車を染めます。

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やがて夜が落ちてきて、今日の日はさようなら。

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時間は回送列車とともにここを離れ、
水たまりは無音の闇を映します。

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パンケ沼のほとりにある野鳥観察小屋を、ちょいと失敬して今夜の宿。
遅い夕食、人口密度 0.1 の夜。

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せまい小屋の中にランタンのゴォーという燃焼音が響きます。
ひとりの夜にはとても心強い。
ランタンを消してシュラフにもぐり込むと、一瞬にして暗闇と沈黙が支配する世界が訪れます。
窓の外からときおり聞こえてくる水鳥の羽音が、かろうじてぼくをこの世界につなぎ止めてくれているようで、どんな鳥なんだろうかと想像していたら、いつの間にか眠っていました。
投稿者 hamayo : 20:05 | コメント (3) | トラックバック
2006 - 10 / 1
最北の鉄路、宗谷本線 (1)
9月後半の連休、道南方面、おもに八雲周辺へ行く計画を立てていたんだけど、前夜の天気図をみて急遽道北行きに変更。
1週間かけて練り上げた計画はぜんぶパァになったものの、これも一つの運命。
とりえず北へ。
道央道は着々と延線され、いまや小樽から士別剣淵ICまでハイウェイで走れます。
時代は変わりました。
士別というと一般的にはもう道北エリアですが、まだまだ旭川の経済圏ですし、このさき名寄や美深といった都市があるので、気分としては「道北に来たなぁ」という感じは薄いです。
感覚的にも、地勢的にも、音威子府をすぎた辺りから、いよいよ道北の雰囲気が濃くなってきます。
鮮烈な青を映しつつ、大森林の間を縫って流れる天塩川。
北海道3大河川のなかで最も野性的な川です。

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天塩川に架かる橋を渡ると、宗谷本線 筬島駅、あたりは見渡すかぎり、森と山。

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駅のノートには、多くの旅人たちの思いが綴られていました。

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「これから森に入ります」
汽車であれ、車であれ、徒歩であれ、ここよりさらに北へ向かう旅人の、強い気持ちがこめられた言葉です。
列車が陽炎に揺らぐくらい、日差しにはまだ夏の勢いが残るものの、落ちる影は黒く長く。
ぐずぐすしてると秋の陽は短い。

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そしてぼくも、筬島駅をあとにして、北へ向かいます。


