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2007 - 3 /20

シャクナゲ岳 テレマーク2敗目

 
寒気流入と冬型が予想されているのに、どういうわけか小樽は晴れの天気。
7時すぎに出発。
メールによればJ君は真駒内を通過とのこと。
チセヌプリスキー場で9時に待ち合わせの予定。


稲穂峠は地吹雪が吹き荒れ、小沢は雪に埋没していたが、倶知安は青空が広がっていた。
国道を離れニセコの麓を走る。
オージーたちであふれかえるヒラフの交差点は、まるで外国のウィンターリゾートのよう。


9時10分前、チセヌプリスキー場到着。
1分後 J君も到着。
学生時代からは考えられない正確さで、ぼくたちの時計は動いている。


今日のコースは、チセヌプリスキー場のリフトで 832m地点まで上げてもらい、チセとシャクナゲのコル(鞍部)に向かって北北西に進み、コルからは真西へ向かってシャクナゲへ直登するというもの。


手作り感あふれる看板。
ころんだら穴を埋めること(笑)、ヨシ!。
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250円であっという間に 832m。
まだ青空が広がっており(そう、あくまで「まだ」)、ぼくたちの士気も高揚。


Oakleyのサングラスが輝いとーる。
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ボロコップからガンダムへ。
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予想に反して悪くない天候だけど、吹きすさぶ風は強烈。
コンパスの使い方講習(J君は落第)を、風よけ網に隠れつつ(風を避けるためにではなくて、ハズいからね)みっちりやってから、その風が吹く方へ向かって歩き始める。
 
 
 
こんなに素晴らしい天気をありがとう。
CRW_1129_thm.jpg
 
 
 
しかし良い天気はこれがピークだった。
北の稜線を乗っ越してきた雪雲が、ものすごいスピードで上空を通り過ぎていく。
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雲の切れ間から、めざすシャクナゲ岳の山容が。
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シャクナゲ岳は木一本生えてない、つんつるてんの真っ白な山。
おそらくコル付近からそのような風景になるはずで、身近な目標物がないために、吹雪で視界が奪われると容易にルートをロストしてしまう可能性があります。
そのためにコンパスの使い方講習もやったし、2.5万図に経線緯線を落としたもの持参して、ケータイのGPSで居場所を特定できるように準備してきたのです。


凄まじい速度でアヤシイ色の雲が流れ、天候は悪化の兆し。
CRW_1134_thm.jpg
 
 
 
もはや青空は消え失せ、あたりは無彩色の景色に。
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意図してそうしたのだけど、ぼくたちは夏道には沿っていかず、やや西にズレながらコルに直接上がるルートをとったために、コルの直下で雪の壁に直面してしまいました。
雪面はアイスバーンの上に新雪がサラッと乗った状態でとても危険。
そして垂壁の上には大きく成長した雪庇が覆い被さり、到底乗り越えることは出来ません。
しかも吹雪で視界がきかず、どこに取り付けば乗っ越せるのか確認が出来ないのです。


確実なのは、いちど南東へ向けてチセの斜面に取り付き、尾根筋に出たところからコルに向けて戻ってくること。
だけど、やや戻り気味にルートをとることをぼくたちは拒否し、西側へトラバースしながら雪庇がなく緩やかな斜面を探す選択をしました。


雪庇の隙間めがけて直登してみる。
ぼくのテレ板+グライドライトならなんとか登れるけど、J君のメタだとかなり危険。
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さらに西にトラバースしていくと、北西方向に雪庇の切れ間があるのを確認。
しかも突然アイスバーン地帯を抜け深雪地帯に入り、足先の緊張から解放された。
「ここまで来れば安全やぞ~」とJ君に声掛けするが、強風にちぎられた言葉ははたしてJ君の耳に届いたかどうか。


ひとあし先に尾根筋のコルへ抜け出す。
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尾根の上では、今までのものとは比較にならない強さの風が狂ったように吹き荒れていた。
傲慢で、悪辣で、慈悲のかけらすらない、死の匂いがする風だ。


数歩、ほんの数歩、風を避けられそうなビーナスの丘の大岩へ向けて歩いてみるが、その数歩にさえ極度の緊張を強いられる。
これ以上は無理かなと考えていたら、後ろからJ君が叫ぶ。
「hamayo君、ここが山頂やで~」


ぼくたちの山頂。
あまりの強風でストックがえらいほう向いてますわ。
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J君のザックのストラップも横にピーンって。
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すぐに下山開始。
しかしここでぼくたちは、ひとつ大きな間違いを犯してしまいます。
逃げるように尾根を下っていったために、尾根に飛び出した地点を通り過ぎてしまい、元のトレースを見失ってしまったのです。


大きな雪庇を避け急斜面を降りはじめるものの、そこは来たときに見つけた深雪地帯ではなく、アイスバーンの斜面。
ぼくが斜滑降で安全な場所まで降りたとき、うしろからJ君の悲鳴が聞こえる。
メタではアイスバーンの下りは厳しかったようで、斜面を滑り落ちてきていた。


このときはただ滑り落ちたのだと思っていたのだけれど、あとで昼食時にその斜面を見上げてみると、それはあきらかに表層雪崩が起きた後の光景でした。


安全な場所まで引き返し、ちょっとした斜面で滑降。


コブラフリーでボロコップは返上した。
いよいよ滑降でガンダムへ。
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アカン。
ホワイトベースのカタパルトが悪いんや!!。
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こ、これが、シャクナゲの雪質か!
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テレマークお得意の顔面制動を公開してしまったものの、滑れるときは、ちゃんと滑れるんですよ。
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もちろんJ君も。
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さてさて、ランチのお時間です。
今回はちゃんと風を避けられる樹林帯でのランチです。
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J君がひーちゃんサンドを焼く!。
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ぼくはチリコンカンスープを暖める!。
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打ち合わせしたわけでもないのに、ひーちゃんサンドとチリコンカンは、抜群に相性ぴったんこ!!。
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大満足のお腹を抱えてリフト降り場へ登り返し、いざスキンをはがして恐怖のピステを降りる準備です。
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リフト降り場のアンちゃんは真ん中のコースを勧めてくれたものの、天の邪鬼なぼくたちはピステとは名ばかりの不整地林間コースへ。
今世紀最大の転倒ショーへようこそ。


J君がこける。
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J君が埋まる。
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そしてぼくが、ありえない格好でこける。
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ロシニョールの来年のカタログトップはいただきや!。
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ほうほうの体でベースまで降りてきましたが、それにしてもこのスキー場、人っ子ひとりいないねーって思ってたら、こーゆー事でした。
CRW_1152.jpg
 
 
 
 
月工ゲート温泉へと続く・・・。

投稿者 hamayo : 2007年3月20日 22:16

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コメント(10)

山頂到達までの道のりは遠いのー。

来月の春先取りキャンも何か起きそうなヨカン☆

山頂を踏むことだけが登山じゃない!、とはいうものの、負けがこんでくると虚しい響きに聞こえますな。
まぁへたれアルピニストは、安全第一ちゅうことでいきまっしょ。

しかしまー、来月こそは天候に恵まれたいものですな。

先週から北海道の方は雪がたくさん降ったんでしょうね。
シャクナゲ岳ってきれいな名前ですが、シャクナゲがたくさん咲くんですか?
hamayoさんのチリコンカンスープはもちろん手作りでしょうね。
お味見させてほしいです~。

せっかく暖冬で雪が少なかったのに、結局去年の今ごろと同じくらいの積雪になってしまいました。
天気ってやつはなんとかして帳尻を合わしてくるもんですね。

シャクナゲ岳にシャクナゲが咲くかどうかは分かりませんが、山に咲くシャクナゲはだいたいがキバナシャクナゲだと相場が決まってます。
そんなに珍しい花でもないので、たぶんニセコぐらいの山ならそこらへんに咲いてると思いますよ。

チリコンカンは前々日から豆を水に付けておいたのですが、前日に仕事が立て込んじゃったもんで、調理時間を短くせざるを得なくなって、ちょっと固めに仕上がったんだけど、当日山で食べたらちゃんと柔らかくなってました。

ニオイが付かないことが自慢のナルゲンボトルに入れていったものの、さすがにチリコンカンのニオイはしばらく取れそうもありません(笑)。

チ・・チョット待ってぇ・・・

腹筋が捩れ切れそうなくらい爆笑の渦にいたのは僕だけ?

hamayoいきま〜〜す(アムロ風)から
ホワイトベースのカタパルトが・・・坊やだからだよ
までJさん良い腕してますね最高!
hamaちゃん・・・つぼ抑えてますね、最高!

顔面ジャックナイフですね(汗

と思っていたら、最後のあり得なさそうな格好!
Jさん、吉本行きましょう、吉本へ、いい腕してはりますなぁ(笑

立ち上が~れ~、立ち上が~れ~、立ち上が~れ~、ガンダム~。

カンサイ人は体を張ってでも笑いを取る性分なもんで。
てゆーかやってる本人は華麗に滑降するつもりなんだけどなぁ・・・。

両腕で受け身をとりつつ、膝をやられないように板は空に向け、背中から落ちていく。
まー転け方の見本としてはかなり上出来なはずですよ。(負け惜しみ)

華麗に滑ってるシーンなんか興味ないわけで、やはり自然とオモシロ画像に走ってまいますな。

しゃーけど、上りでは両古美山とはえらい違いでしたな。
そんなhamaちゃんに一言!

『そのコブラフリーの性能のおかげだとゆうことを忘れるな!』(ランバラル語録より)

ワシが、一番コブラフリーを上手く使えるんだ!!

> ワシが、一番コブラフリーを上手く使えるんだ!!

と言って、ホワイトベースから夜の砂漠の中に・・じゃなく
滑走路から飛んで行った訳だ(笑

ん? ネタがチョットして無限ループに入っていますよぉ

ガンダムネタは、ぼくらの世代共通ですなぁ~。

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