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2007 - 9 / 9
膝はどうだ、コックリ湖
J君と行った、夏の最後を飾る釣りりんぐ大会で喫した「ペラリ事件」(J君はベッローン事件と呼ぶ)は、ぼくの右足に「腸脛靭帯炎」を誘発してしまいましたが、この障害は日常生活には何の支障もきたしません。
けれどこれが、登山や渓流釣りといった悪路を歩く運動になると、途端にデカイ顔をして現れるのです。
今月末に予定だった、「右にコケたら左もね。ジムニー横転 13周年記念、岩間キャン&ユニ登山」に備えて、自分の足を見極めておかねばということで、往復2時間強のコックリ湖に‘登って’きました。
引用符つきで登ったと書いたのは、北海道に多くある観光地化した湖とちがい、自分の足で歩かなきゃいけないのはもちろん、そこへ至る道がちっとも平坦じゃないことと、思いのほか高低差があるからです。
コース

コース断面図

コックリって名前、口にするのがちょっと恥ずい
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ハイキングコースとしていろんな場所で紹介されているためか、はじめのうちはよく踏まれた歩きよい道が続きます。

それもつかの間、ヌルヌルの急斜面や、滑ったら谷へ直行の片勾配など、短いスパンで変化に富んだトレイルが現れます。
森の中はとても暗く、不気味な急斜面。

軽い気持ちのハイカーたちが入ってくるのはこの辺りまでなのか、トレイルは急に細くなり、曇天のせいもあって森はどんどん薄気味悪くなってきます。
この時期もう花はほとんど咲きませんが、代わってキノコが目を楽しませてくれます。
タマゴちゃーん


名前不明。
伝染るんです。 にでてくる「しいたけ」みたいだ。

ご立派!
アカヤマドリと思しき巨大イグチ!

さて、コックリ湖までは 2.5回の渡渉があります。
どれもこの時期は小さな沢になっていました。
初夏のころならもっと大きな流れなのかもしれません。
帰りのとき、この沢でちょとした接近遭遇が。

ここを過ぎると少し展望が開け、大木がいくつもそびえる疎林の緩斜面にでます。
冬にテレマークで来てみたい場所です。
そこからひと登りで、「ポンっ」と湖に出ます。
登山のとき尾根にあがる前ってのは、木々の間から空が見えてきただとか、温度の違う風が吹き始めただとか、だいたい雰囲気で分かるものですが、ここのような山中の湖の場合、そういう前触れは特にないんですね。
「おぅ、ん? 湖ですか」てな感じで唐突に。
対岸には雷電山の山頂もすぐ近くに見えます。

水際まで広がる針葉樹の森が、日本離れした景観を作っていますが、天気がイマイチなのが残念無念。
むしろ河童が出てきそうな雰囲気。

湖をまわる道は一周20分。
湖というより池に近い大きさです。
ビューポイントも盛りだくさんで、秋晴れの紅葉シーズンにくれば、8388608KBのメモリを持ってこないと撮り切れないほど写真三昧の一日になるでしょう。
紅葉してなきゃしてないなりに。

湖畔で握り飯を食べたら下山です。
さて問題の、腸脛靭帯炎の右足はどんな具合か?。
まず一歩目。
「ビッキィーーーン!!」
あかん。
歩けん。
この腸脛靭帯炎、登り坂や平地ではぜんぜん何てことは無いのです。
いざ下ろうとすると、膝の外側に強烈な痛みが走ります。
痛いほうの右足を前に出し、全荷重が右足に乗り、左足が右足を追い越して、右から左へ荷重移動が行われる直前に激烈な痛みが走るのです。
なので、常に右足を前に下ろして、左足は右と平行になるところまで引き付けるだけにして歩くような、絶対に右が後ろ足にならない歩き方をすればよいことが分かりました。
そして今回、こうなることを見越してダブルストック持参できてたのです。
うまく荷重を4つ足に分散させれば、急な場所もなんとか下りられるようです。
そんなわけで、超々スローペースでえっちらおっちら山を下りました。
そんだけゆっくり歩いていると、登りのときより時間がかかるわけで、花なんて咲いてないと思っていたトレイルだけど、じっくり見ると少しだけ咲いていました。
ミニ引っ付き虫の、キンミズヒキ。

正統「ミズヒキ」はタデ科ですが、こちらはバラ科です。
そういやウチの周りはミズヒキだらけで真っ赤かだったな。
下のほうの葉が丸く広がるのは、「大」が付いて、オオアキノキリンソウというそうです。

ネジバナは、まぁ町でもフツーに見られますな。

ガマズミの実も色づいてました。
甘くておいしいというけど、食べたことはありません。

そうそう、はじめに書いた接近遭遇事件を書かないと。
足を引きずりつつ沢のそばを歩いてると、藪の奥でガサガサ物音がするのです。
キツネとかじゃない、もっと大きな動物が、ポキポキと枝を踏み折りながらこちらへ近づいてきます。
思わず脊髄反射的に 「うわぁーー」と大声をあげると、藪の切れ間から釣り人が現れました。
いやいや驚いたのなんの。
絶対ヒグマだと思って、全身総毛立ちました。
静かな風景とは裏腹に、心臓バックンバックン。

一歩で跨げるような、こんなに細い沢に釣り人が入ってるなんて思ってなかったので、よもや人だとはまったく思いませんでした。
ぼくがあんまり驚いたので、釣り人もちょっと気まずそうに半笑いを残し、そそくさと下っていきました。
往復2時間強と、時間的にはお手軽登山ですが、一般向けの観光ガイドに出てるにしてはちょっと道は荒れてます。
半袖、スニーカーで登ってきた家族がいましたが、ちょっとそーゆーノリで来る場所じゃないな、という感想です。
それに湖畔は下界より気温も低いし、握り飯を食べるときなんてダウンジャケットを羽織ろうかと思ったくらいですから。
湖周辺はイイ感じの疎林の緩斜面なので、今度は冬に来て見たい場所です。
ま、その前に傷めた足を何とかしないと・・・。
その後に病院へいって、「ゆるやかなドクターストップ」が掛けられ、「右にコケたら左もね。ジムニー横転 13周年記念、岩間キャン&ユニ登山」 は不参加になってしまいました。
無念・・・。
おまけ。
釘いらずの看板。

投稿者 hamayo : 2007年9月 9日 12:32
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痛かったり驚いたり、大変な登山でしたね。
年を取るにつれ痛みなどは再発しやすいと思いますので、
どうぞお大事になさってください。
あの半日の釣りでhamayo君の足をそこまで破壊しとったとは・・・恐るべし、ベッローン。。。
13年振りの岩間キャンはまた持ち越しか!
いや待てよ、冬までに完治すんなら野良ハイクで行くのもええんちゃう?
片道12km弱なら全然射程距離やし、ほかにキャンプしとるアホもそうおらんやろうからオモロそうやで。
まー、ワスのささいな夢と流しておくれ。
正月に一人で行くにはちと寂しいんでな。
お大事にしておくれやっしゃー。
to 水仙さん
お気遣いありがとうございます。
スポーツ障害なので、運動制限すれば治すことは難しくないんでしょうけど、なかなかそれが難しいですね。
せっかくいい季節なのに、家でゴロゴロなんてしてられないってんで、山に行ってしまいそうで恐い・・・。
to J君
まーアレだけが原因ではないやろう。
去年の入院で足の筋肉が激細りしたまんま、それまでと同じように山を歩いとったんが、最初のきっかけかもしれんし。
昨日病院にインソールもらいに行ったわ。
さすがにオーダーメイドやからフィットは最高やねんけど、予想してたとおり「肌色」のジジ臭いやつでしたな。
秀岳荘とかにあるハイテクっぽい色づかいとはほど遠い・・・。
岩間はたしかに冬に行くのもオツですな。
年末年始は山岳部の合宿とかで石狩山系に入るやつらで人ダラーケになるらしいで。
岩間温泉も昔とちがってだいぶ有名になってもうたからなー。
いくんやったら時期はずれにしたほうがよさげやなかろか。
せやな、ルパンばりのその細っこい足首はポッキーン!って逝きそうやしな。
学生ん時みたくムーミンボディに戻した方がええで(笑)
岩間の熱い湯なら、冬に行ったら適温になってそうやで。
しかも温床でぬくぬくやし、冬キャンも快適やろうなぁ。
ちぃーと無理してでも食材持ってって鍋をつんつくやりたいのう。
ルパン系の足首は昔っからやし、学生んときから 15kg~20kg体重おちたゆうことは、足への負担はだいぶ少ななってるんちゃうかのぅ。
テン泊縦走級のザックひとつ分と同じくらいの重量が減ったわけやし。
今のワシ、BMIは18.9やからな。
スナフキンぐらいやろ。
せめてBMIは20は欲しいな。
プロテイン馬鹿食いして体重増やすか(笑)。
どうしてそんなに体重が減ってしまわれたのですか?
不躾な質問でごめんなさい。
学生時代はやや肥え気味だったんですよ。
だいたい 68kg~72kgぐらいでしたから。
それでも BMIは 22.7~24.1なので、標準の範囲内ですね。
就職して1年目は、78kgにまで増えてしまい、これはまぎれもなく「肥満」でした。
でもこのときの会社を辞めるとすぐに、体重は学生の時と同じくらいに戻りました。
おかげでこの時代に買った服は、のきなみ今は着ることが出来ません。
ぼくの人生の中で、最も長期にわたり変動がなかった体重は、62kgです。
これは1996年ころから、去年の春に入院生活をする直前までのおよそ10年間、ずっと安定していました。
入院生活での食事は、味はまずくなかったものの、やはりタンパク質と脂質が極端に少なかったせいか、5kgも体重を落とす結果になったんですね。
昔からそうなんだけど、ぼくの場合体重を減らすことよりも、増やすことのほうが何倍も難しいようです。
詳しく教えてくださって有難うございます。
私の場合は食べたものは全て身になるタイプなので、
食べすぎないよう気を使います。
hamayoさんのような体質が羨ましいです。