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2008 - 4 / 1
旭岳で野良テレ終幕 #2:新王戴冠式
プラティパスに入れた水が凍ることもなく、かといって天井から水が滴り落ちることもなく、ゆうべの勇駒別は雪洞キャンプにふさわしい気温だったようです。
ムーン・レイの降りそそぐ雪洞で、眠りながらにしてキュアされたぼくは、とびきり良い目覚めの時間を迎えることができました。
グモーレン!

今日は姿見の池までロープウェイで上げてもらい、適当な斜面をハイクしたあとは、旭岳スキー場をえっちらおっちら降りてくる予定です。
二日続けての快晴がもたらされるのかどうかも心配だけど、それ以上に不安なのは、無事に旭岳スキー場を滑って降りてこられるかのほうです。
新たな転倒王が即位
↓↓↓↓↓↓↓↓
kacchinはんはすでに起きていて、カメラを持って付近を歩き回っていました。
J君はまだ夢の中のようです。
冬のキャンプの朝は、お湯を作るところから始まります。

テルモスに入れるココアのためのお湯です。
そうこうしてるとJ君も起きだしてきて、雪洞の外で朝食の準備が始まりました。

朝食はkacchinはんが持ってきた袋ラーメンに、kacchinはんが買ったチャーシューにメンマ、魚肉ソーセージが入った、DXラーメンです。
ぼくのはさらにそれに、マルちゃんのご飯を投入した、ラーメンリゾット。

というか、小池さん風ラーメンライスか。
kacchinはんは、一晩たってもまだアレ気になる様子。

おだやかに朝の時間は流れていきます。
kacchinはんがいれてくれたカフェオレの香りが、この小さな谷にただよいます。
今日はここを出るともう戻っては来ないので、雪洞は壊していかなくてはいけません。
昨年掘った核シェルター級に頑強な雪洞とは違い、今回は屋根も薄いし雪質も脆いので、上に乗って一気に潰します。
雪洞を崩す瞬間

別の角度から

そしてみんなで。
一夜の宿をありがとう。

きっちり雪洞を壊したら、勇駒別の森を抜けて旭岳ロープウェイの乗り場に向かいます。
昨夏の安足間岳のときは朝6時前から動いていたロープウェイも、冬期間は9時からの営業です。
どこが?と聞かれると困るけど、なんか微妙に違和感がありますな。

夏場もそうだったけど、北海道を代表する大観光地だけあって様々な種類の人たちがここを訪れます。
葬式帰りのような姿のご婦人が、セレブ犬を連れて歩いてピステを上り始めたりする光景も見られ、いったいここはどこなんだと不思議な気分にさせられます。
ロープウェイは20分間隔で運行されています。
ほとんどの乗客がスキーヤーとボーダー(登山者含む)、それにスノーシューイングをする人たちですが、普通の観光客もいくらかは姿見駅まであがるようです。
一番乗りで最前列に陣取ったぼくたちは、電車好きの子供のように大騒ぎ。

10分間の空中散歩(by ワカサリゾート)で、あっという間に姿見駅に到着。
駅を出ると目の前に旭岳が聳えています。

J君は「今期の最高標高地点やぁ~!! フガフガフゥ~」と、標高に比例してテンションが高くなっています。
kacchinはんは本気で旭岳まで行きそうな勢いです。
どこかに行く予定はとくに立ててなかったので、地獄谷の中で最もモックモクな噴気口そばの丘をめざすことにしました。
夫婦池の南側まで登れば、後方に十勝連峰の山並みが広がってきます。

噴気口が近付いてくると、地鳴りの音が徐々に大きくなってきます。
遠くから眺めているぶんには、動いているのかどうか分からないくらいスローに見えていた噴煙も、見上げるくらいそばまで来ると、信じられないほどのスピードで湧き上がっているのがよく分かります。
淵まで1m。これいじょうは怖くて近寄れない。

299KB(35mm判換算34mm縦位置の3枚スティッチ)
今まさに地の底から、巨体の怪物が生まれいでてくるんじゃないかというような、身の毛もよだつディミニッシュコードが鳴り響いています。
自然を前にすると人は自分の小ささに気が付くというけれど、このような場所に身を置くと、「畏怖」という言葉を頭で考える前に、「畏怖」という感覚を肌身で感じないわけにはいきません。
なにも悪いことをしていないのに、ごめんなさいと先に謝ってしまいたくなるような、ものすごい迫力に圧倒されます。
ほどなくして噴気口群の真ん中に位置する丘に着きました。

今回はここを終着地とします。
今日はただ見上げるだけの旭岳も、いずれまた頂に立つ日が来るでしょう。
地獄谷から仰ぐ旭岳と、そのパノラマを。
地獄谷から仰ぐ旭岳とそのパノラマ
![]()
(1227KB;要Flash Player ver8.0.24 or later;別窓で開きます)
周囲の雪を黄色く染めるほどの硫黄成分が吹き出すこの場所に長居は出来ません。
スキー場のトップまでの約1,100m、今シーズン最後の野良スキーを楽しみます。
旭岳を従えて、今シーズン最高の滑りを。

うーん、パーフェクト!。
出来すぎだ・・・。
一部では、kacchinはんがぼくの服を着て滑ったという説がささやかれているらしいが。
ぼく的にはこの直前に披露した、エビ反りV字開脚前転でコケたショットが欲しかったんだけど、アレを撮影するのはプロでも困難だろうな。
今日に限ったことじゃないんだけど、なーんもないごく平凡な緩斜面で、だれもが全く予測していないタイミングで、何の前触れもなくひっくり返るのがぼくのスタイルなもんで。
1,100mの野良テレのあとは、こちらのコースで下ります。

うむ。結論は先に書くとしますか。
この日うまれた新たなパフォーマによって、わたくしこと転倒王は失脚し、転倒新王が即位したのです。
華麗に滑っているように見えますが、すでにこのとき、Metaのコントロール権限はJ君の手を離れようとしていたのです。

その直後にクラッシュ。

なんとかコース逸脱だけはまぬがれた。

と思ったら次の斜面でコースアウト。

うーむ、、、しょうじき悔しい。
来年こそはぜひとも、ぼくの芸術的な縦回転系転倒シーンを撮ってもらいたいものです。
オープン斜面で構成されたBコースが終わると、後半は林間のCコース。
コース幅 5m~10mという無限小回りを強いられそうな狭小コースです。
前半で体力と汗を消耗したJ君は、ヤバいところは歩いて降りてくる作戦に切り替え、もっぱらkacchinはんの滑りを研究することに決めたようです。
kacchinはんの滑りから何かを学ぼうとするJ君

kacchinはんは今日も無転倒でした。
でもスキー場ではそれがフツーだそうです。
ワイスホルンのスキー場で300回コケたぼくはいったいどうすれば・・・。
いろいろあった今回のツアーも、この斜面を滑るとおしまいです。

勇駒別川にかかる橋を超えて、ゴールイン。

山の雪はまだまだ深いけど、橋の下の雪解け水はすでに山から里へと流れ始めています。
野良テレの終幕です。
濡れ雪に沈む里の山を捨てて、道内最高地点に舞う粉雪の夢を見たぼくたちだけど、ここ旭岳にも里と同様、春は公平に訪れていました。
でも嘆くことはありません。
こうして今年も春がやってきたように、遅かれ早かれまた冬はやってきます。
「山は逃げない」と昔の人は言いました。
冬には冬の、春には春の、そして夏にも秋にも、それぞれの山があります。
ぼくらが山を忘れない限り、山はずっとそこにあって、季節ごとに違った風景を見せてくれます。
雪が積もった白い山は、そのほんの一面に過ぎないんだということをこの言葉に感じながら、乾かしたシールをたたみ、今シーズンの野良テレをきっぱりと終えることにしました。
その他の画像
投稿者 hamayo : 2008年4月 1日 22:57
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スノーシューイング に関する検索結果をマッシュアップして1ページにまとめておきます… 続きを読む

全国の女子高生のみなさんに熱い滑りを見せて終わりたかったとこやねんけどな。
楽しかったあの山、この山、その山・・・今回でMETAもオシマイと。
おかげでマゾラッセルで抑えてたメタボルフォーゼが、一気に進みそうな予感(汗)
夏山JOYが本格始動するまでをどう乗り切るかがムズイとこですな、ふむふむ。
次に会う時は『ズッコケ三人組』のデブキャラルッキンになってたらごめんやっしゃー。
おお、これはこれは転倒新王閣下!
ジョシコーセーはよう分からんが、じゅうぶん熱い滑りやったよ。
いや「暑い滑り」というべきか。
あんだけ汗かいたんやし、そらぁさぞ暑かったろうて。
あのあと旭岳はまた新雪が降ったらしいな。
わしら、完璧にタイミングを外したっぽいですな。ふむふむ。
夏山JOYん時にはモーちゃんと呼ばせてもらうわ(笑)。
モーちゃんのBMIは25.2やよってに、あんじょう太りぃや。
今回はいきなりhamayoさんの写真がこちらを向いているから、びっくりしました。
ハンサムだけどちょっと怖いですよ~。(^^;;
ところで後ろの木の棒に引っかけてある丸いものは何ですか~?
それから山ではよくラーメンを召し上がるんですね。
雪洞を壊す写真を見ていると楽しそうなので、子供も大人も同じだなーって思いました。
どーも、こんばんにゃ。
いゃ~板部ファイナル、楽しかったですな~
雪洞、冬ジン、ハイクなどなど・・・どれもね(まぁ、アノ天気なら何も言うことナッシングですよね)。
夏山JOYも近づいてきたんで、これからもこの調子で、あの恐るべき子爵パワーを封印し続けてちょ。
なんせ、世界の平和は子爵ことhamayo殿下の手に委ねられているんですからね、頼んますよ~(笑)。
ちなみに、あの旭岳をバックにした、めっちゃかっちょイイ画像はおいらが身代わりになった訳でもなく、あくまでイメージでしょ・・・おかしいな~画像はイメージですってどこにも書いてないな(爆)。
to 水仙さん
モデルのジェームス君はけっこう2枚目なんだけど、ホンモノのぼくとのバランスを取るために、前歯を折ってるのも中にはあります。
画像が小さいんで、言わなきゃ誰もそんなこと気が付かないと思いますが、拡大すると前歯が歯抜けの画像もあるんですよ。
いちばん上のやつもそれですね。
ぼくはあまり山でラーメンは食べないですね。
というか、もうずーっと食べた記憶がない。
高3の冬に北アルプスの遠見尾根にテントを張ったとき、晩飯のサッポロ一番味噌ラーメン2食分作ったあまりのスープを、湯たんぽ代わりに水筒に詰めて寝袋に入れて眠ってたら、夜中いつの間にかフタが開いて寝袋の中に味噌スープをぶちまけて、早期撤退のきっかけを作ってしまったという苦い思い出はあります。
丸いのは、シェラカップという、世界中のアウトドアズマンが誰でもひとつは持っているという、世界で最も不完全なカップです。
雪洞は作るのは苦労するけど、壊すのは一瞬ですね。
でも壊すより掘る方がずっと楽しいですよ。
to kacchinさん
いやー、あれだけ晴れ渡るとはよもや思ってなかったからね~。
子爵が参加するキャンプで、翌朝の放射冷却による冷え込みを心配するような事態になろうとは・・・。
ま、ネタ的には荒天もいいんやけど、せいぜい夏一回、冬一回くらいにしてもらいたい、ちゅーのが本音ですな。
> 画像はイメージですってどこにも書いてないな
忘れとった!
「ハメコミ合成です」やった!