« 銭函天狗山はとってもスパイシーでした | メイン | 夏が来る前に日高の山へ »

2008 - 5 / 5

オオウバユリを食す



銭函天狗山の下山路の、まだ融けきらない残雪の谷で、オオウバユリを採集してまいりました。
庭に植えるとかそういうんじゃなくて、食べるためです。


なかなかグロテスクなんです
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓


鱗茎をムキムキして食べるので、しっかり土を落とします。
オオウバユリの鱗茎の土を落とす


表面が黒くなってるところはナイフではぎ取ります。
チンゲンサイの下のほうみたいな感じで、割るようにむいていきます。


アク抜きが手間なので天ぷらにして食べました。
オオウバユリの天ぷら


ジャガイモ風味のタマネギみたいな味で悪くないけど、けっこう繊維質なので食べ過ぎると便通さわやかになりすぎるかも。
どっかで食べたことのある味だなと考えてたら、こりゃユリ根です。
ユリ科だもんな。
かなりワイルドなユリ根ではあるけど。


でんぷんが多そうなので、すりつぶしたものを揚げ物の衣にするとか、お好み焼きの生地に混ぜるとか、いろいろ夢はふくらみますが、失敗だったときの損失を考えるとなかなか手が出せません。


オオウバユリは、7年かけてようやく花を咲かせるという、セミのような植物なのです。
晩秋の野山で、すっくと背を伸ばして立ち枯れたオオウバユリを見つけると、ついつい振り回して遊びたくなるものですが、あれは7年間一生懸命がんばったオオウバユリの最期の姿なんですね。
そう思ってあらためて見なおしてみると、さながら弁慶の立ち往生のようにも見えてきます。


立ち枯れたオオウバユリ


「いただきます」「ごちそうさま」。
ぼくたちの体は、ほかの生物の生命によって保たれているということを再確認できた、春の夕餉でした。

投稿者 hamayo : 2008年5月 5日 18:02

関連するエントリ

【エントリ・タグ】

    このエントリにはタグがありません。

    このエントリは、 日常食べもの カテゴリに属しています

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: オオウバユリを食す

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://cosmeticpunk.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/296

コメント(4)

どーも、わんばんこでおま。
ほほー、アノ(オオウバユリ)って若いうちはこうなってるんだ、しかも食えるとキター!全然知らんかったっすわ、さすがユキノシタ博士(笑)いや植物博士hamaちゃん!ユリ科も詳しいっすね~
にしても、7年は長い・・・ん~意味あっての7年なんでしょう、きっと・・・。
自然というモノは、ホント繊細かつ神秘的ですよな。

秋のプーさんが好んで食うぐらいやさけー栄養価は高そうやが・・・。

田舎道を彩る帰化植物のキクイモもポテトチップスにして食えるらしいぞ!
コイケヤから出んかな、キクイモチップス。

最近ごはん作りがおっくうです。
でも、これは命あるものをいただく大切な修行なんだ、毎日の単調な作業も自分自身を高めていく一つの修行なんだと考えると、納得して「おさんどん」できるようになりました。
はまよさんはごはん作りは好きですか?

to kacchinさん

土から顔を出したばっかりの若葉もかなりやわこくてウマそうなんだけど、もたもたしてるうちに巨大な葉に育ってるか虫に丸ごと食われるかになってるのが常ですわ。

7年は長いけど、柚子の大馬鹿18年の例もあるくらいだから、植物の世界にもいろんな人生があるんだなって思いました。


to J君

クマ公にはご馳走やろうね。
わりとそこらじゅうに生えてるし。

キクイモチップスね。
健康オタクにアピールするために、やっぱ「特保」を取得してから売り出さんとな(笑)。


to こけし先生

仕事なんかで疲れてると家事がおろそかになりがちですが、洗濯と掃除は先延ばしできても、食事だけはそうはいきませんよね。
ついつい外食ですませたくなるのですが、こーゆーときに外食してしまうのは下の下策だと思ってます。
外食するくらいなら、質素であろうともタマゴご飯の方が何倍もステキです。

ごはんづくりは好きです。
料理って化学の実験みたいで好きです。
ぼくの場合、再現性に乏しいのが問題だけど・・・。

コメントする