2010年8月30日
夏の最終兵器 タイガー・ボム
こないだ実家の母と話したときに、今年は夏が終わったと思ってもまた暑さがぶり返すから注意しないとダメだよ、なんてことを言ったのですが、まさか北海道が、というか自分がそんな目に遭うとは思ってもみませんでしたよ。
今日に限っては、どうやら神戸よりも暑い小樽は確定のようです。
こうなりゃこいつにご登場願うしかあるまい。
手動でがりがり、Made In 日本な逸品ですよ。
電動なんて許しません!(負け惜しみ)
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2010年7月 4日
灼熱のイチゴジャム
先週、今年いちばん最初の収穫を迎えたイチゴと、今朝採ったイチゴを集めて、一気にジャムにしました。
今年のイチゴは葉がとても少なくて、そのわりに実付きがよく、収穫の手間がはぶけて楽ちんです。
味がどうのこうのと言うより、ビンの消毒が命です。

去年作ったものは、先々月に全部食べきるまで、カビは生えませんでした。
10ヶ月は持つって事ですね。
それにしても、真夏のジャム作りは拷問ですな。

手がべとべとするので、汗もぬぐえないし、熱気と湯気でシャツもぐっしょりです。
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2010年5月 4日
麦風で麦風の食パンを切ってもらう
仕事で倶知安に行ったときに、まえまえから気になっていたパン屋さん、麦風に行ってきました。
住所だけ見ると一等地に立地してるのですが、実際は裏通りにあってなかなか分かりづらい場所です。
夕方にしか寄れなかったので、大半のパンは売り切れていましたが、食パンだけはひとつ置いてありました。
ウェブサイトで「見た目以上にボリュームがあります」と書いてあるとおり、予想を裏切るその重量に、手にした持った瞬間危うくぎっくり手首するところでした。
重く、密度も高く、各辺が完全な直角を形成するこの食パンは、このまま積み上げていけば体育館ぐらいなら作れるんじゃないかと思うくらい、均整の取れた形をしていました。
こんなに密度の高いパンは自分じゃスライスできないなと思い、お店のスライサーで切ってもらったのがこれ。
なぜか不揃い。
しかも若干、波打ってるし。
いちばん易しい4等分なのに。
朝っぱらから、パンに向かってツッコミが炸裂します。
MoMAに収蔵されてもおかしくないくらい、完璧に近い立方体のフォルムを持つこの食パンが、店主みずからスライスしたのにもかかわらず、こんなにも不揃いに。
思わず目をこすって二度見してしまうようなこの落差に、いたずらの神様の存在を信じたくなりました。
念のため言っておくけど、これは婉曲な言い回しで皮肉を言ってるわけではありません。
ぼくはこういった、取るに足らない災いと引き換えに手に入れる、ささやかな幸せの時間が大好きなだけです。
今度行ったら、5枚切りにしてもらおう。
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2010年4月28日
春色ばっけ味噌
日本各地に春が訪れているようですが、うちの周りはまだまだオアズケです。
春のきざしの尻尾でもいいから見つからないかなー。
アカゲラのドラミングが響き渡る、家の裏の林へ入っていきました。
だけどやっぱり山の中は雪がもりもり。
立ち枯れた、昨年の蕗の足もとの雪を掘り返して、小さなフキノトウを3つだけ。
雪の上に顔を出す前のフキノトウは甘いって聞くけど、ぼくにはよくわからない。
ぐつらぐつらとフキノトウをゆでてると、部屋いっぱいに満たされる、春色の湯気。
ばっけ味噌にして、春の苦味を味わいましょう。
五分づきのお米に乗せて。
いただきまーす。
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2010年3月24日
ジンジャーチャイは
この冬のお気に入り。
裏山に出かけるときは、いつもテルモスにこれを詰めて持って行ってました。
外で飲むだけでなく、家の中でだって、寝る前に飲むと体の中からポッポしてきて、じんわり暖かいまま眠りにつくことができます。
生姜が入ってればどうやったってジンジャーチャイですが、組み合わせるスパイスによって風味はいかようにも変えることができます。
自分ごのみの味を見つけるのもまた楽し。
生姜は包丁の背で叩きつぶしてます。
シナモンは外せませんね。
これは基本です。
ぼくはこれに加えて、カルダモンとクローブを使います。
カルダモンはあの爽やかな香りが、重くなりがちなミルクティをうまく中和してくれます。
クローブは強烈に個性的な香りがしますが、熱湯の中では香りの成分が抑えられるのか、もともと相性のいいシナモンとうまく調和します。
1、鍋にカップ1杯の水を入れて火にかける
2、沸騰したら火を消して、3杯分の茶葉を投入しフタをする
3、3分たったら生姜を投入、1分待つ。
4、カップ1杯の牛乳を投入、弱火で沸騰するまで。
5、沸騰したら火を止めて、カルダモンとクローブを投入
6、3分後に茶こしでこして、砂糖をスプーン3杯
カップで飲むときは、シナモンスティックをカップにさして。
テルモスに詰めるときは、カルダモンとクローブを入れるときに、一緒に鍋に入れるといい塩梅です。
スパイスの香りを楽しみたいので生姜は少なめですが、スパイスなしのピュア・ジンジャーチャイで飲むなら、生姜をもっと増やすか、すり下ろした生姜をすこし加えるとグッドです。
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2009年12月13日
チョコレートケーキを焼いてみました
冬は焼き菓子づくりの季節です。
だってオーブンが少しのあいだ、暖房になってくれますから。
メレンゲの泡をつぶさずに、生地に練りこんでいく作業は、どんなお菓子を作るときでも緊張します。
でも今回、ついにコツを掴んじゃいました。
ボウルの底から表面にむけて半円を描くように手首の返しをきかせつつ左手でボウルを回し・・・、言葉で書くとえらく難しいな。
150度のオーブンへ投入。
小さな部屋が、チョコレートファクトリーになる90分。
幸せなひととき。
冬の一日、ストーブの火を落としたうすら寒い部屋で、冷たいチョコレートケーキを、あたたかいコーヒーといっしょに。
オーブンの温度がちょっと高かったみたい。
でもお菓子づくりって、失敗するから楽しいんですよ。ホント。
今度はなに作ろうかな~。
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2009年8月20日
ヤッテシモウタ
山での水分補給にってことで、アミノバリューを買ったんですよ。
粉末の。
水に溶かすヤツです。
BCAA(バリン、ロイシン、イソシロシン)だけのアミノ酸パウダーじゃなく、ミネラル(Na、K、Ca、Mg、Cl)やクエン酸も含まれてるので、ポカリ的な電解質補給もできちゃう便利なドリンクなのです。
ま、そんなことはどーでもいいんです。
「ロッジ」っていう、中坊のころよく行ってた大阪のショップで買いました。
楽天で。
はい、ここから核心部です。
リンク先にあるとおり、
入り数:18g×30袋
となってますよね。
とーこーろーが!、
届いたのはコレです。
30袋じゃない。
30箱だよ。
1箱に6袋入りだから・・・180袋!。
ぜんぶ水に溶かして電気ショックあたえたら、未知の生物を創造できそうなくらいの物量です。
どーすんのコレ。
投稿者 hamayo : 21:18 | コメント (5) | トラックバック
2009年7月10日
林檎 原果汁 ふたたび
今回の青森訪問のもう一つの目的は、実はコレだったのです。
弘前のAコープで売ってるとか、アヤシイ情報をいくつかゲットしたのですが、やっぱスタート地点に戻れってことで、酸ヶ湯温泉に行ってみると・・・
1リットル瓶の原果汁を発見。

さすがに重すぎるので、無理言って郵送してもらうことにしました。
もちろんミニ瓶も買って、湯上がりに部屋へ帰ってゴクリゴクリ。
アレ? 美味いことは美味いけど、去年のような爆発的な感動がないなぁ。。。
でもそれは杞憂に終わりました。
こーゆーのって、けっきょくは比較なんですね。
で、さっそくこれよりも値段の高い、チマタでは絶品といわれている某りんごジュースを買ってきて飲み比べてみると、、、 ハハハ、やっぱ反則だワ、コイツは。
ま、ラーメンと一緒で好みの問題なわけなんだけど、もっともリンゴそのものに近いリンゴジュースってことだけは間違いありません。
投稿者 hamayo : 21:32 | コメント (6) | トラックバック
2009年6月10日
寿都に行かずして、わかさいもを語るなかれ
詳しい話はWebに譲るとして、道内にいくつかある「わかさいも系」お菓子のルーツといわれる、寿都の「わかさ屋いも」です。
わかさいもというと、知名度の点では、有珠山のミレニアム噴火で灰に埋まった「わかさいも本舗」のものがダントツですが、ルーツという話になれば、寿都の「若狭屋老舗」を外すわけにはいきません。
中身はほとんど同じです。
サツマイモはまったく使われてないけど、サツマイモ(焼き芋)風のお菓子に仕上がっています。

見た目は同じでも味は微妙に違います。
わかさ屋いもの素朴な味に対して、わかさいもの方はとても洗練されてます。
そりゃ片や、道内一円でリゾート開発をおこなったり、回転寿司チェーンやフレンチレストランなんかも展開する巨大企業グループですからね。
正味な話し、食ってウマイのは「わかさいも」のほうかな。
だけども、もらって嬉しいのは、圧倒的に「わかさ屋いも」ですな。
投稿者 hamayo : 21:46 | コメント (0) | トラックバック
2008年11月16日
国産小麦粉でパンを作るのは
事務所の女の子にもらった小麦粉でパンを焼きました。
彼女はどうも近所のパン教室で勉強してるらしく、次から次へと新しいパンを作っては事務所に持ってくるのですが、回を重ねるごとに目に見えて上達しており、もはやスーパーに入ってるようなパン屋は越えたかな、ってレベルになってしまいました。
そんな彼女からもらった小麦粉300gは、秋口に富良野・美瑛あたりを旅行したときに買ってきたものだそうです。
いわずもがな国産小麦粉です。
つまりアレだ、これは挑戦状だな。
いままでピザでもパンでも、扱いが難しい国産の小麦粉を避けてきたのですが、こうなりゃ作るしかあるまい。
キャロルおばさん、どうか力を貸してください。

難しいとかよりも、その香りの良さに昇天
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訳あって、型に入れて焼きました。

見た目はコルネ風だけど、ただの大型バターロールです。

まずまずの出来ばえです。

今回、砂糖のかわりにハチミツを使いました。
イーストの予備発酵にもハチミツを使いました。
焼き上がったパンを割ると、お花畑にいるかのような芳香がふんわりと立ち昇り、幸せな気分になります。
国産小麦粉については北米産のものと比較して、加える水の量に苦労しました。
たぶん今回の小麦粉の場合、やや少なめで正解なんだと思います。
何より驚いたのは、捏ねているときの香りです。
まさしくパン屋の匂い。
部屋中にパン屋の匂いが立ち込めました。
そりゃパンを捏ねてるんだから当たり前なんだけど、いままでの小麦粉ではこれほどまでにかぐわしい香りがすることはありませんでした。
例えばコーヒーが、淹れるときや豆を挽くときよりも、豆を煎るときのほうが何倍もいい香りがたつのと同じように、パンも焼くときや食べるときよりも、捏ねているときのほうがいい香りがするんだ、という事に気付かされました。
よーし、次からはこの小麦粉でいろいろやってみよーっと。
投稿者 hamayo : 13:47 | コメント (4) | トラックバック
2008年10月15日
ズッキーニの肉詰めとペンネのトマトソースグラタン
ラタトゥイユの記事のときに、ズッキーニの代わりにキュウリを使ったと書きましたが、ナント!灯台下暗し、権蔵さんがズッキーニを育てていました。
キュウリ以上に爆発的な実りかたをするらしく、どんどん食べていかないと大変なことになるのでご近所におすそ分けをしたら、そんなハイカラな野菜は食べ方が分かりません、と言ってもらってくれないそうです。
なんだ、そういうことならぼくがどんどん食べてあげますよってことで貰おうとしたのですが、権蔵さんちのズッキーニはもう終わってしまったとのこと。
それは残念・・・。
権蔵さんちのズッキーニは来年に期待するとして、やはりズッキーニを使って料理をしたい、今年のうちに。
どうあってもズッキーニを! というわけで、権蔵さんちのある集落の農家さんたちが主催する野菜市で、もぎたてのズッキーニを手に入れました。
時期的にいきのいい夏野菜はもうないので、グラタンにしていただきました。

ズッキーニの肉詰めとペンネのトマトソースグラタンです。
ズッキーニを半分に切ってワタを取り、コリアンダーとナツメグで下味をつけた挽肉を詰めます。
味付けは塩とコショウで。
多めのオリーブオイルで転がしながら炒めたら、取り出して輪切りにし、トマトと一緒に20分煮込みます。
茹で上げたペンネと一緒に耐熱皿に入れ、モッツァレラとパルミジャーノを乗せてオーブンで数分。
う~ん、こりゃぁ素朴な田舎料理風で、たいへんおいしく野菜をいただけました。
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2008年9月 9日
小樽市のみなさまへ というワイン
道ばたに葡萄の房がぽろぽろと転がる季節がやってきました。
小樽市のみなさまへ

10日間限定で販売されていた、地域限定ワイン。
葡萄の実の部分も、皮の部分も、皮の裏の部分も、種の部分も、すべてを感じることが出来る、葡萄ジュース以上にフルーティな、できたてほやほやの白ワイン。
残りもののチーズ、トマト、オレガノ、それと窓の外の虫の声を肴に。
乾いた秋の空気に冷えたワインが、心地よく喉を落ちていきます。
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2008年9月 1日
夏野菜ラスト収穫祭でラタトゥイユ?
夏野菜もラストスパートです。

毎年のことですが、うちじゃピーマンはかなりのスロースターター。
今年はダメだなーと思わせといて、夏の後半に急激に枝葉を広げ、園芸花卉のように大量の花を咲かせ、一気に実を結びます。
モリゾー(古っ!)みたいになったピーマン。

そして今年はキュウリです。
こいつは持久系長距離ランナー型です。
2日に一本のペースでコンスタントに実り、もう2ヶ月それが続いています。
権蔵さんに、「打ち出の小槌」のようにキュウリが出てきますワって話したら、おらんとこは毎年 2週間ぐらいで採れなくなるのに・・・、アンタんとこの土、なんまら(とても、very、の意)いい土してんな。って。
プロに褒められると嬉しいもんです。
実を探し出すのがけっこう大変です。

さらにもうひとつ、キュウリとともに今年初挑戦のインゲンマメも鈴なりに。

ということで、その他モロモロほぼ雑草状態のハーブも含めて、夏の最後を飾るにふさわしい夏野菜オンリーのごった煮、ラタトゥイユを作ります。
野菜から出る水だけで煮るのです。

そんでもって、本当ならここでラタトゥイユの写真になるはずでしたが、じつはもうかれこれ4週連続でラタトゥイユを食べてるので、さすがに飽きが・・・。
てなわけで予定変更、クミン、カルダモン、コリアンダーを筆頭に香辛料を次々に投入、ナンプラーで味を調えて、結局カレーになりましたとさ。
夏野菜100%カレー。

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2008年8月20日
最後のレモネード
日の短さを感じ始めるこの季節。
夏はもう昼間の数時間にしか現れなくなりました。
青空とレモネードは相思相愛です。

レモンと蜂蜜とスペアミントとレモンバーム。
分量なんてテキトーだけど、ビンに入れて冷蔵庫で一昼夜放置すれば、夏の飲み物の完成です。
フレッシュネスバーガーのレモネードにも負けてないつもり。

文句なしに今年の夏の主役。
ぼくの体の70%。
そんなレモネードも残りわずか。
ビンが空になるころには、もう秋だろうな。
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2008年7月 6日
今日もまた・・・
昨日という日をコピー&ペーストしたかのような、いやむしろそれに上書きしたような、昼間はまだいいけどこの夜をなんとかしてくれ! な日でした。
今晩はフレッシュネスバーガーのフレッシュレモネード。

飲んだあとのカップにお冷やを注いでもらうのは、はしたないことですか?。
レモネードつながりで ↓
Can I get a napkin please
http://jp.youtube.com/watch?v=dkYZ6rbPU2M
投稿者 hamayo : 22:41 | コメント (4) | トラックバック
断熱圧縮の午後、露点近づく夜
暑いです。
昨日の小樽は道内で3番目に暑かった。
いくら湿度が低くても、30度を超えるとやはり「暑いあつい」と口に出してしまいます。
これが夜になると、気温が落ちていくのが内地とは違うところ。
ところがこういう夜は、気温が下がるにしたがって湿度が上昇していくのが物理の法則です。
不快指数はむしろ悪化するのです。
昨夜はたまらず夜の22時に、喫茶コロンビアにモカソフトを食べに出掛けました。
ちゃんとしたコーヒーを出す店のコーヒースイーツは、やはり格別のおいしさです。
ぼくは「うーん」と唸るしかありませんが、これはおいしくて唸ってるのではなく、悔しくて唸ってるのです。
自宅でこの味が出せないことの悔しさに。
この日、山をはさんだ南海岸の苫小牧や白老では4m/s前後の風が吹き、小樽より10度も気温が低かったようです。
そのくせ湿度は80%以上。
東よりの、湿った、だけどそれほど熱くない南風が引き起こしたフェーンは、今日も小樽の午後に熱波をもたらしそうです。
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2008年5月31日
野良仕事のあとはケーキを焼いて
ニンジンと、インゲンマメと、コマツナの種蒔きをする準備をして、竹で垣根をたてて、球根にお礼肥えをやって、オレガノを刈り取って、昼ごはんを食べたあと、チーズケーキを焼きました。

冷蔵庫でキリッと冷やしたら、コーヒーでいただこうか、紅茶でいただこうか。
あ、紅茶のポット、こないだ割ってそのまんまだったっけか。
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2008年5月 5日
オオウバユリを食す
銭函天狗山の下山路の、まだ融けきらない残雪の谷で、オオウバユリを採集してまいりました。
庭に植えるとかそういうんじゃなくて、食べるためです。
なかなかグロテスクなんです
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鱗茎をムキムキして食べるので、しっかり土を落とします。

表面が黒くなってるところはナイフではぎ取ります。
チンゲンサイの下のほうみたいな感じで、割るようにむいていきます。
アク抜きが手間なので天ぷらにして食べました。

ジャガイモ風味のタマネギみたいな味で悪くないけど、けっこう繊維質なので食べ過ぎると便通さわやかになりすぎるかも。
どっかで食べたことのある味だなと考えてたら、こりゃユリ根です。
ユリ科だもんな。
かなりワイルドなユリ根ではあるけど。
でんぷんが多そうなので、すりつぶしたものを揚げ物の衣にするとか、お好み焼きの生地に混ぜるとか、いろいろ夢はふくらみますが、失敗だったときの損失を考えるとなかなか手が出せません。
オオウバユリは、7年かけてようやく花を咲かせるという、セミのような植物なのです。
晩秋の野山で、すっくと背を伸ばして立ち枯れたオオウバユリを見つけると、ついつい振り回して遊びたくなるものですが、あれは7年間一生懸命がんばったオオウバユリの最期の姿なんですね。
そう思ってあらためて見なおしてみると、さながら弁慶の立ち往生のようにも見えてきます。

「いただきます」「ごちそうさま」。
ぼくたちの体は、ほかの生物の生命によって保たれているということを再確認できた、春の夕餉でした。
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2008年4月21日
銘菓 トンネル餅
銘菓とは、その味によってのみ決まるものではない。
長い年月によって磨き上げられた風格が、銘菓を銘菓たらしめるのです。
原材料は米と砂糖。
これ以上シンプルには出来ないという、究極に素朴な組み合わせ。
いわゆる「すあま」です。
ひかえめな赤と緑のラインがかわいらしい

賞味期限は製造日当日のみ。
ぼくたちが普段口にしている多くの菓子とちがい、保存料の類がまったく使用されていないトンネル餅は、お店のカウンターに並べられたその瞬間から、刻一刻と風味が変化していきます。
運良く出来たばかりのものを買えたときは、まさしくつきたての餅のように長く伸び、とろけるような柔らかさが「すあま」とは思えない、絶品を味わえます。
昼間に買って夜ウチに帰って食べるころには、もうあの柔らかさは消えかけていることが多いです。
トンネル餅に歴史あり
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函館本線の小樽-倶知安間は、まっ平らな北海道のイメージからは想像できないくらいの勾配が続く、いわゆる「山線」と呼ばれる路線です。
なかでも稲穂峠、倶知安峠と2つの峠が続く区間は海からも遠く離れ、建設工事はなかなか捗らなかったようで、それぞれの峠に穿たれた稲穂トンネル、倶知安トンネルの建設はかなりの難工事だったそうです。
明治37年、トンネルの開通をもって函館本線は札幌-函館間がつながります。
稲穂峠と倶知安峠とに挟まれた山間の集落「小沢(こざわ)」には駅が置かれました。
この小沢で和菓子店を営んでいた西村久太郎さんが、両トンネルの開通を祝って売り出したのが「トンネル餅」です。
羊蹄山をまたぐ、小沢駅跨線橋

日露戦争による軍需という背景があったにせよ、それまで鉄道がなかった小沢の町に線路が引かれ、小樽にも長万部にも繋がるようになったことの喜びは、はかりしれないものがあったと思います。
事実このあと大正の時代になると小沢-岩内を結ぶ岩内線が開通し、一転して小沢の町は交通の要衝として栄えます。
時は流れて鉄道は冬の時代。
岩内線が廃線になり小沢に再び静けさが戻ります。
あとになって開通した室蘭本線(海線)に役目を譲った函館本線のこの区間も、いまや優等列車の走らない名ばかり本線となってしまいました。
それでも駅は残り、トンネル餅も残りました。
いずれ新幹線が延伸されると、並行する在来線はJRから分離され、もしかすると函館本線のその一部は廃止される日がくるかもしれません。
トンネル餅がその名に冠するトンネルは失われてしまいます。
そのときトンネル餅は残るだろうか。
トンネル餅の包み紙

当時の歓喜が込められたであろう、レンガ積みのトンネルから現れる蒸気機関車の絵。
絵の中の時間は明治37年から止まったままですが、小沢100年の栄枯盛衰を見続けてきた蒸気機関車の目は、その悲哀をも伝えているかのように見えます。
そしてこれからさき、この蒸気機関車はなにを見てなにを思い、12年後にはなにを伝えるのでしょうか。
もの言わぬ長老のような風格を備えた銘菓トンネル餅は、その柔らかさの中に長い年月を閉じこめて、これからも地域の歴史を伝えていくことでしょう。
小沢駅のホームから

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2008年3月 1日
おひながし
もうすぐひな祭りです。
何とも素朴でかわいらしいおひながしを見つけました。
世界の民族衣装をまとったおひながし。

後ろを見ると、ヘンテコなのもいる。

子供のころの話しだけど、ぼくは男の子なので、端午の節句に鯉のぼりを飾って貰うのがスジなんだと思います。
でもウチにはありませんでした。
小さな庭しかなかったし、鯉のぼりなんて上げようがなかったのでしょう。
それはぼくの家だけでなく、農家の友達をのぞけば、おおかたの友達の家がみなそうでした。
でもだからといってぼくが鯉のぼりを欲しがったことはなく、ぼく自身は鯉のぼりにも鎧兜にも関心はありませんでした。
雛人形のほうがよっぽど興味をひきました。
女の子の家に行って雛人形を見せてもらうことに、かなりワクワクしたことを覚えています。
でも本当のところ、当時からうすうすは感付いていたんだけど、ぼくがワクワクしていたのは雛人形なんかじゃなく、雛人形を見つめる女の子の幸せそうな表情が見られることにワクワクしていたんだと思います。
彼女たちはみな一様に瞳を輝かせ、口元にはやさしい笑みがこぼれていました。
そういう表情をしているときは、ぼくが何かを話しかけてもちゃんとした返事が返ってくることはありませんでした。
彼女たちはぼく以外の誰かと話し込んでいたようです。
残念ながら大人になったぼくは、もう女性にそのような瞬間を見つけることが出来なくなってしまいました。
それを人は成長と呼ぶのかもしれないけど、なにかが決定的に損なわれてしまったことに嘆傷を覚えないわけにはいきません。
毎年ひな祭りの日がやってくるたびにぼくは、かつてそういう時間が確かに存在したんだと、過ぎ去った季節に懐旧の情を抱くのです。
それは言ってみれば、古い地図を開いては今はもう無くなってしまった国々をひとつずつ探し出す作業に似ています。
そこからなにか真新しい発見がなされるようなことはありませんが、今のぼくにとっての桃の節句は、不連続な時間の中に身を置くことで自分の輪郭をより際だたせるための、一種の儀式のようなものなのかもしれません。
投稿者 hamayo : 07:30 | コメント (2) | トラックバック
2007年12月10日
シュトレン
内地の知人からシュトレン(Stollen,シュトーレン)が送られてきました。
よく行く近所のパン屋さんで買ったそうです。
べつにドイツ人でもキリスト教徒でもないけれど、季節を感じさせてくれる贈り物はよいものです。
赤ん坊が包まれているように、見えなくもない

お菓子づくりの本なんかには昔からシュトレンは紹介されていましたが、日本でシュトレンが流行りだしたのは、ここ5,6年くらいのことだと思います。
同じような性質のお菓子のパネトーネ(panettone,パネットーネ)のほうは、それよりずっと前からしばしば目にすることもありました。
でも北海道ではどちらもあまり知られていないみたい。
ところがこの前、よく行くパン屋さん「メランジェ」にも、シュトレンが並んでいました。
1,200円でした。
地方にもじわじわ浸透してきてるようです。
本来ブームや流行とはまるで無関係のシュトレン。
ネット通販なんかを見ると、6,000円を超えるような値のついたものも見かけます。
良い材料を使ってるだとか、すご腕の職人が作ってるだとか、いろいろあるんだろうけど、なんだかねー。
売るほうも売るほうだけど、やっぱり買っちゃう人がいるんだろうなぁ。やれやれ。
いつも行くパン屋で買えばいいんですよね。
もちろん自分で作れるならそれが最上級です。

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2007年4月 1日
六花のつゆ、その他 今日の買い物
六花亭、有名ですよね。
もちろんおいしいし、素朴で、それに高価じゃない。
マルセイバターサンドがとりわけ有名で、というか、それ以外のお菓子ってあまり知られてないかもしれない。
今日は秀岳荘へ行く途中でたまたま、「あ、こんな場所にも六花亭あるんだ」って感じで、ほうじ茶を買いに立ち寄った六花亭で、「六花のつゆ」を買ってみました。

ボンボンです。
そのままでもいけるけど、紅茶に入れるとよろしいそうで。
食べるのがもったいない。

でも六花亭はお菓子よりも、ほうじ茶を買うために行くことの方がぜんぜん多いです。
ここのほうじ茶は、いわゆる加賀棒茶といわれるものです。
初めて戴いたのは北海道神宮の茶店でした。
ケンタッキー州にある鍾乳洞のように奥深い味わいに、ほうじ茶をバカにしちゃいかんなとその時思いました。
さてボンボンのお味ですが、ハスカップ、コアントロー、ペパーミント、梅酒、ブランデー、ワイン、の6種類です。
缶入りもありますので、プレゼントなんかにいいかなぁ、と。

秀岳荘では、ノコギリを買いました。

ずいぶんと切れ味にぶそうに見えるけど、何を切るためのノコギリでしょうかねぇ。。。

こんなものも・・・
・・・買ってしまいました。

スクレーパーです。
3本の針葉樹がイイ感じ。
投稿者 hamayo : 22:14 | コメント (6) | トラックバック
2007年3月27日
イカナゴの釘煮、届く
親戚のおばちゃん家からイカナゴの釘煮が送られてきました。
兵庫県出身者にとっては、キングオブ春の風物詩といえるでしょう。

今年はかなり不漁だそうで、イカナゴがなかなか手に入らなかったそうです。
暖冬の影響かしら、なんておばちゃんは言ってたけど、北海道にいるとそういうのはよく分かりませんね。
ニュース番組のローカル枠なんかで、イカナゴ漁の風景なんか放映したりしたんだろうなぁ。
郵便局に行くと、イカナゴの釘煮を地方発送するための、専用のパッケージが用意されているんだそうです。
それくらい発送する人が多いんでしょうね。
でも昔はそんなのなかったと思うけど。
投稿者 hamayo : 18:55 | コメント (4) | トラックバック
2007年2月16日
温泉入ってメシ食って ~両古美山のその後~
思いのほかダイハードだったテレマークでの両古美山。
あとはお待ちかねの「温泉」と「メシ」へ。
当丸峠からの帰り道、暗黒寒気団の吹雪攻撃が急速に衰え、澄み渡る青空がと山岳パノラマが目の前に広がって悔しいのなんの。
まさに「傘を差すと雨が上がり、傘を畳むと雨が降る」情景。
この空のもとスキーがしたかった。。。
さてさて温泉は古平温泉「一望館」。
小高い丘の上にたつ、かつての旧古平高校の校舎を改造した建物で、男湯は元の職員室だそうです。

茶褐色のお湯は、ネコ肌のぼくからするとちょっと高めの湯温でした。
この湯温で露天があればよかったのだけど、ここは内湯だけ。
2時間くらいJ君とだべって、16:40に上がりました。
メシは小樽の「まるた」へ。
だけど新しい場所がどこにあるのかイマイチはっきりしない。
前に(メシを食う以外の目的で)来たときは、「しかま」から高架下商店街を抜けて、ひょろっと行ってふらっと行って、小さい階段を下りた先にあったように思ったんだけど、実際には寿司屋通りから丸見えの超目立つ場所にありました。
てゆーか前の店のすぐ横だし。
国道からも見えてるんじゃないかしらん。

まさに花園マジック。
昼来た店には夜行けず、夜来た店には昼行けない。
まぁ裏から来るか表から行くかの違いだけなんだけどね。
よーしいっぱい食べるぞぅ。
まずはJ君が頼んだぽんぽち。
トロっとしてムチっとしてたまりまへんなぁ。

そしてぼくが頼んだザンギ定食。

やっこくてジューシー。
だけどこれザンギじゃなくて唐揚げですな。
これに付いてくるおすましが絶品!。
海老のアタマからドえらい旨いお出汁が出ておりまして、味蕾がおののく逸品です。

J君のメインは焼き肉丼。
これまたぷるんぷるんのお肉とタマネギとが抜群の相性。

最後は味噌おでんで締めくくり。
この味噌に何か隠し味があるはずなんだが、うまく思い出せない・・・。

お山で猛烈にカロリー消費していたぼくらは、これまた山での昼飯のような電光石火の箸捌きで平らげ、店を後にしました。
2人合わせてぜんぶで 1,500円ぐらいだったかな。
安さは健在でした。
うちに帰る道すがら、市役所のミニミニ雪あかりの路が見えたので、ちょこっと寄り道。


ぼくは雪に直置きでちょろっと撮影。
しかしここでJ君撮りまくり。
なんてったって、お山では一度も使わなかった三脚がここにきてようやく日の目を見ることになったんだから(笑)。
これにて両古美山テレマーク山行はおしまいです。
けっこう一日でいろんな事したんやねぇ。
そのあと家で後片付けをしていたら、・・・
・・・J君からメール入電。

山の中だけでなく街中もドカ雪だった模様で、高速道路も閉鎖されていたようです。
このメールを見た直後のテレビのニュース速報で、通行止めのテロップが流れはじめたので、あとほんの少し早ければ高速乗れたかもしれまへんなぁ。
投稿者 hamayo : 21:10 | コメント (4) | トラックバック
2006年9月11日
素朴な食玩
ここ数年、清涼飲料水に頻繁にオマケが付いてくるようになりました。
映画やアニメのキャラクタだったり、サッカー選手のフィギュアだったり、いろいろな種類のオマケが付いてきます。
ぼくにはコレクションするという趣味が全くないので、あぁいうオマケを収集している人たちの心理はよく分からないのですが、「グリコのオマケ」や「チョコエッグ」などの過去の流行を考えると、食玩には人を強く惹きつける何かがあるんでしょうね。
さてチョコエッグにもペプシのオマケにも興味がないぼくだけど、こういうのはかなり好きです。
からから煎餅 -清川屋-
山形県の酒田と鶴岡に行ったときのおみやげ、「からから煎餅」です。
全部で何種類あるとか、そういうのはよく分かりませんが、中から出てくるオモチャはどれもノスタルジックなものばかりで、何も心配事の無かったあの頃へタイムスリップさせてくれます。

お煎餅のお味の方は、質素の極みといった感じでしょうか。
昨今の添加物まみれのお菓子に慣れきった舌には、黒砂糖のガツンとした甘みは、ちょっと重たいかもしれません。
投稿者 hamayo : 20:53 | コメント (7) | トラックバック
2006年8月10日
あまとう で宵涼み
立秋を過ぎたというのに、さいきんの小樽はちょっと暑すぎます。
いくら内地出身のぼくでも、何日も暑い日が続くと、じわりじわりと疲れがたまっていきます。
どうやら今週は、太平洋高気圧が北に偏って張り出しているようで。
うちは山の中なので、小樽の市街地よりも 2~3度気温は低いのですが、一日中日差しに照りつけられた家の中は、夜になっても温度が下がらず、ずーっと水風呂に浸かっていたくなります。
あんまり暑いので今夜は町に下りて、「あまとう」のクリームあんみつを食べてきました。

食べ終わるころには、さっきまでの汗がウソのように引いていき、ブルブルするくらいです。
こんな涼しい夏の夜のすごし方、ちょっとクセになりそうです。
投稿者 hamayo : 21:14 | コメント (6) | トラックバック
2006年7月20日
蟹、ふたたび
昨年もお客様からカニをいただいた事がありましたが、今年もまた別のお客様からカニをいただいてしまいました。
今回は毛ガニです。
2杯頂きました

「味は毛ガニが一番」などとよく申しますが、食べにくさでも毛ガニは一番です。
指もチクチクするし、口の中もチクチクするし、まっこと食べにくいことこの上ないです。
タラバのほうが、「食った~」って気分がするのでぼくは好きです。
でもやっぱ毛ガニはうまいです。
ふだん晩酌をすることはないぼくですが、旨いものがある時は別です。
今日は冷やした日本酒。
榮川酒造の純米吟醸酒を飲みながら、夏の夕餉、もくもくとカニを穿る。
新南樽市場の某鮮魚店さん、satotakeさん、ありがとうございました。
投稿者 hamayo : 20:43 | コメント (3) | トラックバック
2006年6月24日
嗚呼、懐かしき吉林
むかし札幌に住んでいたころ、ときどき行くお気に入りの中華料理屋がありました。
名前を「吉林(じいりん)」といい、地下鉄の麻生駅近くにありました。
中華料理屋といっても、カウンター席が7つか8つあるだけの小さな店で、おかみさんがひとりで切り盛りされていました。
一時はテレビなどでも取り上げられ、2店舗目を平岸に構えて店主の娘さんに任せるほどにまで流行った時期もあったそうですが、その後平岸店は閉めて麻生店いっぽんで勝負しておられました。
売りは餃子でした。
皮が分厚くプリプリで、いくつかの種類の香味野菜と肉を混ぜた餡が、独特の風味を出していました。
もうひとつ、吉林麺という名前のラーメン風の麺類も、ぼくはとても好みでした。
ラーメンと思って食べると「なんじゃこりゃー」ってなりますが、これもセロリのようなキツい香味野菜のスープが独特で、店主曰く「風邪のひきはじめや、体が弱っているときに食べる麺だ」、とのことでした。
たしかに、別段辛いわけでもないのに、激辛ラーメンを食べたときのような汗が噴き出したものです。
まぁよく言われるところですが、「医食同源」を身近に感じる言葉でした。
残念ながら、その後麻生店も閉店してしまい、この独特の風味は二度と味わえないのかとあきらめてはや数年。
今日、ふとしたきっかけで立ち寄った有名中華料理店で、ふたたびその味にであうことが出来ました。
その店は、美園から札幌駅そばの地下に引っ越してきた盛興飯店です。
札幌周辺の人には、「陳さんの盛興飯店」と言ったほうが通りがいいでしょう。
ここの餃子を食べたとき、あの独特の風味が口中に広がり、ぼくは目を見張りました。
吉林の餃子は、どちらかというと家庭料理に近いものだったので、その風味には野性的な強さがありましたが、盛興飯店のものはやはり有名店ということもあってか、アクの強さのようなものは影をひそめていました。
それでもその風味は間違いなく吉林の餃子と同種のものであり、麻生の風景とその頃の思い出がぼく脳にフラッシュバックしました。
だけど、どうしていままでこの味に出会えなかったのか?。
ここに来るまでのあいだ、何件もの中華料理店で餃子を食べてきたのになぜ?。
その疑問は、盛興飯店のメニューを見ることで解けました。
盛興飯店の店主は、瀋陽出身なのだそうです。
瀋陽は遼寧省の省都です。
そして吉林は、文字通り吉林省から取られたものであり、かつて吉林の店内には、吉林省の地図が大張りされていました。
遼寧省と吉林省は、どちらも中国東北部(満州)の地域です。
「吉林」と「盛興飯店」はともに、いわゆる東北料理と呼ばれる料理をベースに日本人の口に合うメニューを作っていたために、それぞれの店の餃子が、この独特の風味を同じように持っていたのではないだろうか、と考えました。
おそらく、この推測は当たっているでしょう。
料理には地域性が強く映し出されるものですから。
これを書いていてふと思ったのですが、もしかすると「食通」といわれる人々は、シェフの出身都市までチェックして店を食べ歩いているのでしょうか。
だけど・・・
・・・またひとつお気に入りの店が出来たのは嬉しいのですが、実はここだけのはなし、ぼくが気に入ったお店は、ある程度高い確率で、潰れてしまうという傾向があるのです。
「吉林」だけではなく、あるケーキ屋、あるタコ焼き屋、あるラーメン屋・・・、いくつかのお気に入りの店が、店を閉めてしまいました。
盛興飯店は有名店なので、大丈夫だとは思うのですが・・・。
投稿者 hamayo : 21:43 | コメント (2) | トラックバック
2005年11月20日
皮付きスイートポテト
調子に乗ってまたお菓子づくり。
旬のサツマイモを使って、スイートポテトを作りました。
カタチの良いサツマイモを、丸ごと蒸篭で30分蒸します。
カタチの良いものを使うのにはワケがあります。

蒸しているあいだに、他のものを準備します。
サツマイモは、2つで 750g ありますので、これにあわせて揃えます。
バター 50g

ザラメ 50g

卵 1個

生クリーム 50g

ささやかなこだわりですが、混じりけのない生乳 100% のものしか生クリームとは認めません。
法規的にも、ぼく的にも。

蒸し上がったイモは、皮を破らないように中身をほじくり出します。
皮は盛り付けに使います。
だからカタチのよいイモでなくてはいけないのです。

熱いうちにバターとザラメを加えて、イモを潰し、他の材料を混ぜ合わせます。

バニラエッセンスとシナモンをごく少量入れて、卵黄をヌリヌリしてから、200度のオーブンで25分焼きます。
できあがり。

食べきれんわい。
【このエントリは、この記事を参照しています】
Slow Life:スイートポテト.....皮付きで焼きました。
http://myatelier.exblog.jp/1609146/
投稿者 hamayo : 12:26 | コメント (5) | トラックバック
2005年11月 1日
第一洋食店 -苫小牧-
ふとしたきっかけで苫小牧に立ち寄ることになり、かねてよりその存在だけを聞き知っていた、「第一洋食店」でランチをとることにしました。
でも実をいうとこのとき、その店の場所はおろか、「第一洋食店」という名前すらぼくは知りませんでした。
苫小牧の駅から近からず遠からず、駅前の通りのどこかにあるはずという記憶を頼りに、ビッグジョイパーキングという駐車場の旦那にこの洋食店のことを尋ねてみると、なんとすぐそばにあるとのこと。
またこの駐車場が特約駐車場になっているそうなので、停めさせていただくことにしました。
看板にはとても個性的な字体が使われています。
これは型絵染作家の、芹沢けい介氏のデザインだそうです。

メニューの文字や図柄もきわめて特徴のあるものです。
こちらは木版画家の、川上澄生氏によるものだそうです。

さて何を頼んだかというと、コロッケです。
ただしコロッケといっても、ジャガイモが主役のアレではありません。
第一洋食店のWebページから引用させていただくと、
<引用>
当店のは純正フランス料理です。
正式名はクロケットと言います。
牛肉と子牛肉をことこと煮込み、そのブイヨンでルーをのばしていきます。
独特のこくと香りがあります。
</引用>
となります。
そしてこれが、ドミグラスソースがかけられたコロッケ。
お肉がメインなのに、そこらのクリームコロッケより何倍もクリーミー。

これはまぎれもなく、肉料理です。
ひじょうに贅沢な、牛肉の食べ方のひとつといえるでしょう。
今回のものは 1,000円のランチセットで、パン or ライスの他に、スープとコーヒーが付いてきます。
スープのポタージュもまた、クリーミーでいてクセが無く、上品なものです。

コーヒーはかなり深煎りのものと思われ、エスプレッソのような濃厚な味と芳香がします。

旅先で立ち寄った食堂で、これほど満足出来たお店は、過去に数えるほどしかありません。
この店で料理を食べるためだけに苫小牧を訪ねてもいい、と思うほどぼくは感激しました。
外に出ると、先ほどまでの好天は何処へやら。
悪魔が降りてきそうな空だけど、それはそれでこの店とはわりとマッチした風景だな、と思いました。

投稿者 hamayo : 03:01 | コメント (4) | トラックバック
2005年10月23日
スコーンを作る
スコーンが大好きです。
ビスケットほど堅くなく、パンのようには柔らかくなく、ほのかなバターの香りとともに、適度に甘みがあって、小麦粉の味がしっかりと残っている、そんなスコーンが大好きです。
作り方はパンやビスケットよりも簡単で、分量なんかは目分量でもなんとかなりますが、うまく膨らませるのはなかなか簡単ではありません。
以下レシピのようなものを・・・。
牛乳:大さじ2
卵:1個

あらかじめ混ぜておきます

薄力粉:200g

ベーキングパウダー:5g
砂糖:大さじ2

バター:50g

小麦粉+砂糖+ベーキングパウダー を合わせて、ふるいに2回かけます。

ふるって細かくなった粉たちに、バラバラに切り分けたバターを投入

水道で手を洗うような動きで、両手を使って混ぜ合わせます。
ざっくりと混ぜ合わせたら、牛乳+卵 を投入し、ひとまとめになるように混ぜます。
(写真は撮れませんな)
パンのようには捏ねずに、ひとかたまりにします。

適当な大きさに切り取り、帆立の貝柱のような形にします。

200度で20分。
オーブンで焼きます。

できあがり!

ウバを煮出した濃いミルクティでいただくのが、ぼくの好きな食べ方です。
カシスやクランベリーのような、酸味が強いジャムと良くあいます。
んじゃこれから食べてきまーす。
投稿者 hamayo : 21:16 | コメント (6) | トラックバック
2005年9月 3日
Cotton Cloth(コットンクロス)
来週の衆議院議員選挙には、仕事で行けそうもないので、期日前投票に行ってきました。
その帰り道、前まえから気になっていた食堂、Cotton Cloth(コットンクロス) でランチを摂りました。
小樽市役所から5分くらいの所にある、こぢんまりとした洋食屋さんで、以前紹介した「村」よりもカジュアルな雰囲気のお店です。
通りに面した窓から光が差し込み、外から見るよりも明るく清潔感があります。

窓辺に植えられたハーブは、ただの飾りではなくちゃんと利用されている(ように感じた)みたいで、「おしゃれ」と「生活感」とのバランスがうまく取れたアクセサリーです。
ぼくはビーフシチューランチを頼みました。
ビーフシチューは大好物です。
出てきた皿には、まるでケーキのように繊細な飾り付けがほどこされた、かわいいオブジェクトが乗っていました。

お肉のボリュームもかなりあり、挽きたてのブラックペパーの香りが、食欲を膨らませます。

脂っこくないのにひじょうに柔らかく、いままでシチューでは食べたことがない食感のお肉です。
ほっぺたのお肉を使っているそうです。
食後のコーヒーを楽しんでると、とてもいい音で軽やかなジャズが鳴っていることに気付きます。
入り口の奥をよく見ると、洗濯機ほどの大きさの大きなスピーカが置いてあって、そこから聞こえてくるものでした。
良くは見ていませんが、手作りのスピーカのように見えました。
ランチがお得なことは分かりましたが、このお店はワインと食事を楽しむのが、正しいスタイルのようです。
店のあちらこちらにワインのオブジェがあったし、お店の名前のアタマにも、「Wine」の文字が掲げられています。

一部(というか大部分)が隠れてるけど。

投稿者 hamayo : 16:34 | コメント (5) | トラックバック
2005年6月13日
レストラン「村」
寿司屋 と 蕎麦屋 ばっかりと思っていた小樽にも、探せばいくつかの洋食屋さんがあることが分かりました。
その中でも ちょっと風変わりな名前のレストラン、「村」に行ってきました。
寿司屋通り と 公園通り を結ぶ、花園銀座商店街(通称 花銀)の南端に、レストラン「村」はあります。
通りに面した小さな窓には、小さなカーテンが掛かり、小さなメニューが置いてあります。
中に入ると、自然な笑顔が美しい女性が、エスコートしてくれます。
テーブルとテーブルの間は、ゆったりと余裕があり、ほかのテーブルの話し声は、心地よいノイズとなって耳に届きます。
料理のほうは、目を見張るほど美味しいわけではありませんが、手の力がしっかり込められた、暖かみがあるものです。
料理が上手いお母さんがいる家に、およばれに行って食べるごはん、といった感じでしょうか。
また素材もちゃんと吟味されているようで、個性がきっちりと表面に出てくる、元気な野菜が使われていました。
食事を終えてふと気がついたのですが、店内に置いてある観葉植物や装飾品が、さりげなくほかのテーブルとの間に設置してあって、フツーの格好で席に座っているとほかのお客さんが見えない、つまり向こうからもこちらが見えない、そんな配置になっているような気がしました。
計算してこのような配置にしているのだと思いますが、もしそうではないとしたら、レイアウトをした人物は 天才だと思います。

投稿者 hamayo : 22:00 | コメント (6) | トラックバック
2005年5月 1日
ネパール茶屋
電話局の裏にある、前々から気になっていた食堂、「ネパール茶屋」にいってきました。
カレーだけではない、ネパール料理を食べさせてくれる食堂です。
お店は2人のネパール人(としか思えない顔立ち、いでたち)が切り盛りしていました。
休日のせいか、お昼なのに客はまだいませんでした。
メニューを広げてみましたが、カレー以外はどんな食べ物なのかよく分かりません。
ナン と モモ くらいは分かりますが、メニューに載っている写真の物体が、いったいどれほどの大きさなのか見当もつきません。
モモ を食べたかったのですが、写真からは肉まんくらいの大きさのように見えて(たぶん小龍包くらいのはずだけど・・・)、それが4つセットとのことなので、今回はやめて、ダルカリーを頼みました。
ダルカリーはレンズ豆のルーカレーです。
よく海外の小説なんかで、レンズ豆をどうたらこうたらという記述があって、レンズ豆ってどんな豆なんだろうとずっと気になっていたのですが、本日ようやっと現物を目にすることが出来ました。
レンズ豆は、シャツのボタンくらいの大きさの、まん丸で平たい豆で、味はフツーの豆とかわりませんでした。
北海道でカレーというと(ここ数年は特に、だけど)、スープカレーを指すことが多いです。
学生時代はぼくも「マジックスパイス」のスープカレー(涅槃から具が良くなる)をよく食べていましたが、鼻を摘んで食べても判るくらい味が落ちてしまったので、最近はまったく食べていませんでした。
ほかにも「ポレポレ」、「南アフリカ研究室」などによく足を運んでいましたが、ここ数年は怒濤のスープカレー旋風が吹き荒れ、あまのじゃくのぼくはめっきりスープカレーとはご無沙汰です。
「ネパール茶屋」も時代の流れをきっちり取り入れ、スープカレーとは無縁のはずのネパール料理ですが、ちゃんとメニューにはスープカレーが入っていました。
まぁわざわざこの店でスープカレーを頼むこともないですけど。
今度いったときは、「チャウメン」なるものを頼んでみたいと思います。
メニューの写真からは、ミーゴレンみたいな雰囲気がただよっていましたが、あれよりはもっとワイルドな料理のようです。
そういえば・・・
カレーといえば北海道には「タージマハル」があるのですが、学生時代のクラブの先輩加藤さんは そのあまりにも中央アジア系な顔立ちのせいで、タージマハルにカレーを食べにいったときに、店員と間違われて注文を受けてしまったというハナシを思い出してしまったわい。
この加藤さん、卒業してから数年後、世界放浪の旅に出掛けてしまい、誰にも連絡が取れなくなっていたのですが、数年前クラブOGの結婚式があり OB/OG がみんな屈斜路湖に大集結した際、なんという偶然、というかほとんど奇跡ですが、屈斜路湖畔の砂湯に浸かっている所を発見されたのです。
放浪着なので超ボロボロの服を着ていましたが、急遽式に出てもらうことになりました。
その後札幌市内のイタリアンレストランでしばらく働いていましたが、いつのまにかまた放浪の旅に出てしまったようです。
いまごろどこの空の下にいるのやら。。。
投稿者 hamayo : 22:20 | コメント (3) | トラックバック
2005年4月14日
蟹よ ようこそ
昨夜ウチの同僚が、大型FAXを修理してあげたお礼だかなんだかで、お客さんのとこから巨大タラバガニを二杯もらってきました。
生でした。生きてました。Row like Sushi でした。(Raw like Sushi のまちがい)
足の太さにも驚きましたが、トイレットペーパー 2ロール分ほどあるボデーの巨大さに、ちょっと狼狽えてしまうほどです。
海の中でこの大きさのカニにもし出合ったら、ぼくは間違いなく後ずさりするでしょう。
ぼくは足を4本いただいてきました。
家についてもまだハサミを動かしていましたが、海に感謝して食べることにしました。
足をもいだということは、体に開口部ができたわけですから、そこから体液がダダ漏れなのです。
ゆで蟹にするとうまくないなと思ったので、焼き蟹でいただきました。
プリンプリンプリンでジューシーで、しかも焼けた部分が香ばしくて、昨夜は大変いいものを食べさせて頂きました。
今朝事務所に行って、カニを持ち帰った人に聞いてみたら、みんなゆでて食べたそうです。
思った通り、エキスという名の体液がお湯の中に流れ出てしまったらしく、プリンプリンなはずのカニの身は、ボソボソのヘナヘナだったとか。
こういうときぼくが生まれ育った地方では、
「ざまぁ見さらせ、たくあんボリボリ」
という けったいな言葉を相手に浴びせるのですが、もちろんそんなことは言いませんでした。















